不動産用語『道路付け』とは？
不動産取引の初心者
先生、『道路付け』ってどういう意味ですか？
不動産の研究家
『道路付け』とは、敷地と前面道路との位置関係のことだよ。具体的には、建物から見た前面道路の方向と道路幅の2項目で表されるよ。
不動産取引の初心者
それで、家の建設にどう影響するの？
不動産の研究家
『接道義務』という制限があって、幅員4m以上の道路に2m以上接していないと家が建てられないんだ。また、道路幅が4m未満の場合は、セットバックという道路から建物を後退させて建築しなければならないので、建物の価格や広さに影響するんだよ。
道路付けとは。
不動産の「道路付け」とは、敷地の入り口が道路に対してどのように位置しているかを表すものです。具体的には、以下の2点で示されます。
* 建物を基準とした道路の方角
* 道路幅（道幅）
一般的には、「北6m」のように、道路の方角と幅が表記されます。
一戸建てや土地を購入して家を建てる際には、この「道路付け」によって建物の面積や玄関の位置などが決まります。そのため、入居後の生活をイメージしながら選ぶことが大切です。
また、「接道義務」があり、幅4m以上の道路に2m以上接していないと家を建てることができません。4m未満の道路の場合は、セットバックといって、道路から建物を後退させて建築する必要があります。これらは建物の価格や広さに大きく影響するので、十分に確認しましょう。
道路付けとは
道路付けとは、不動産が公道に面している、つまり公道に直接接していることを指します。一般的に、道路付けがあると物件の価値が上昇します。なぜなら、アクセスが容易になり、利便性が向上するからです。また、土地の売却や賃貸の際にも、道路付けがあるとより高く取引される傾向があります。
表示方法
-表示方法-
道路付けの表示方法は、一般的に以下の2つがあります。
1. -距離表示- 道路の中心線から建物の外壁までの距離をメートルなどで示します。この方法は、建物の道路からの後退距離が明確にわかりやすいのが特徴です。
2. -接道割合- 道路に接している建物の外壁の長さの割合をパーセンテージで表示します。この方法は、建物の道路に対するアクセス性の度合いが把握できます。
建物の面積や玄関位置への影響
-道路付け-が建物の面積や玄関位置に及ぼす影響を考える際には、敷地に対する道路幅員が重要なポイントとなります。道路幅員が広いほど、建物が敷地奥に建てられるスペースが広くなり、建物の面積が大きくなります。
また、玄関の位置も道路付けに影響を受けます。道路幅員が狭いと、玄関は正面に配置しづらくなり、玄関を側面や裏手に設ける必要があります。一方、道路幅員が広いと、玄関を正面に配置して、広く開放的な空間を演出することができます。
接道義務とセットバック
接道義務とは、土地が道路に隣接している必要があることを指します。日本の建築基準法では、原則として幅員4メートル以上の道路に2メートル以上接道していなければ、建物を建築することができません。これは、消防車や救急車などの緊急車両がアクセスできるようにするためです。
セットバックとは、道路から一定の距離を空けて建物を後退させることを指します。これも建築基準法で定められており、道路の幅員や用途によってその距離は異なります。セットバックは、建物の日照や採光を確保したり、道路の交通安全を向上させたりすることを目的としています。
確認の重要性
-確認の重要性-
不動産を購入する際には、「道路付け」を確認することが不可欠です。道路付けとは、その土地が公道に面しているかどうかを指します。公道に面していない土地は、道路を通るための権利（通行権）を取得する必要があります。通行権を取得しないと、車両の出入りが困難になるだけでなく、土地の価値が低下する恐れがあります。
したがって、土地を購入する前に必ず道路付けを確認し、公道に面しているかどうかを確かめてください。もし道路に面していない場合は、通行権を取得する方法や費用について調査することが必要です。通行権を取得できない場合は、土地の購入を検討し直した方が良いでしょう。
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