建築面積の不算入とは？

建築面積の不算入とは？

建築面積に算入されない部分

-建築面積に算入されない部分-

建築面積は建物の床面積、つまり建物を投影したとき地面と接する面積と定義されています。ただし、建築基準法では次のような特定の部分は建築面積に含まれません。

* -地階- 地面より低い階で、床面積の1/2以下が地盤面上に出ているもの
* -バルコニー- 外壁から1メートル以内にあり、かつ floor area の 1/4 以下のもの
* -軒の出- 外壁から1.5メートル以内で、かつ floor area の 1/4 以下のもの
* -玄関ポーチ- 幅2メートル、奥行き1.5メートルで、かつ floor area の 1/4 以下のもの
* -階段- 幅2メートル以下で、かつ floor area の 1/4 以下のもの
* -駐車スペース- 車1台分の面積で、かつ floor area の 1/4 以下のもの

軒や庇（ひさし）

-軒や庇（ひさし）-

建物の主要な部分を除く屋根の出っ張りである軒や庇は、建築面積に算入されません。これらの出っ張りは、雨や日差しを防ぐ役割を果たしており、居住空間の面積には含まれないとされています。ただし、軒や庇が居住空間として利用されている場合、その部分は建築面積に算入されます。

開放性の高い構造の建築物

建築面積の不算入とは、建築基準法で定められた、一定の条件を満たす建築物の床面積が、敷地に対する建築面積の計算から除外されることを指します。これにより、建築物の規模が実際よりも小さく算定され、敷地に対する建築面積の制限を緩和することができます。

一方、開放性の高い構造の建築物とは、外壁や屋根の開口部が大きく、建築物の内部と外部が一体化したような構造を特徴とします。このような構造は、風通しや採光に優れ、開放感や快適性をもたらします。建築基準法では、一定の条件を満たす開放性の高い構造の建築物については、一部の床面積が建築面積の不算入として認められています。

高い開放性を有する構造の条件

-高い開放性を有する構造の条件-

建築面積の不算入とは、一定の条件を満たす構造物については、その面積が建築面積に算入されないことを指します。高い開放性を有する構造を作るためには、以下の条件を満たす必要があります。

* 1階部分の開放 1階部分の床面積のうち、少なくとも50％が主要構造部（柱、梁、壁など）によって囲まれないようにする必要があります。
* 建物の高さ 主要構造部が囲まない部分の高さは、その部分の床面積の2倍以上にする必要があります。
* 床面積 主要構造部によって囲まない部分の床面積は、全体床面積の25％以上にする必要があります。
* 開口部 主要構造部によって囲まれない部分には、開口部（窓やドア）が設けられ、その面積は床面積の50％以上にする必要があります。

建築面積の不算入のメリット

建築面積の不算入とは、敷地の面積から減算して建ぺい率の計算に用いる部分のことです。 この制度を利用することで、敷地面積に対する建物の建築可能面積を増やすことができます。 これによって、容積率と同程度の効果が得られ、土地の有効活用につながります。

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