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6ツ割筋交いとは?木造軸組工法の構造を理解しよう

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6ツ割筋交いとは?木造軸組工法の構造を理解しよう

不動産取引の初心者

「6ツ割筋交い」って何ですか?

不動産の研究家

木造軸組工法の住宅で、柱と横架材の間に組み入れる筋交いの太さのことだよ。幅9cm×奥行き1.5cmのものを「6ツ割筋交い」と呼んでいるんだ。

不動産取引の初心者

なんで「6ツ割」なんですか?

不動産の研究家

9cm角の木材を6等分して奥行き1.5cmにしたからなんだよ。だから「6ツ割」というんだ。

6ツ割筋交いとは。

木造住宅でよく使われる「6ツ割筋交い」とは、柱(縦の部材)と横架材の間に斜めに入れ込む補強材のことです。この筋交いの太さは幅9センチメートル×奥行き1.5センチメートルで、「6ツ割」という名前は、9センチメートル角の木材を6等分して奥行きを1.5センチメートルにしたことに由来しています。

建築基準法では、この6ツ割筋交い1本入れた場合の耐震強度は「1.0」、2本を斜めに交差させた場合は「2.0」と定められています。

6ツ割筋交いとは

6ツ割筋交いとは

6ツ割筋交いとは、木造軸組工法において耐震性を高めるために用いられる補強部材です。2枚の斜めに交差した木材を組み合わせたもので、壁の中に取り付けて、地震時における建物の揺れや変形を抑えます。通常、建物の中心に近い部分に縦横に配置されます。

6ツ割筋交いの役割

6ツ割筋交いの役割

6ツ割筋交いの役割は、木造軸組工法の建築物において、横からの力に対する構造的な安定性を確保することです。筋交いは、壁面に取り付けられる斜めの部材で、壁が横揺れするのを防ぐ役割があります。6ツ割筋交いは、特に耐震性に優れたタイプで、6つの部材を組み合わせた構造になっています。この三角形構造が、横に力が加わった際の変形を制限し、建物の耐震性を向上させます。

建築基準法における6ツ割筋交い

建築基準法における6ツ割筋交い

建築基準法において、6ツ割筋交いは、木造軸組工法の建物の耐震性を確保するための重要な構造要素とされています。6ツ割筋交いは、柱と梁の交点に斜めに設置されるもので、地震などの水平力が加わった際に建物の変形を防ぎます。建築基準法では、耐震等級に応じて、6ツ割筋交いの設置方法や寸法が定められています。耐震等級が高い建物では、より多くの6ツ割筋交いを設置し、より大きな耐震性を確保することが求められます。

耐力と壁倍率

耐力と壁倍率

6ツ割筋交いとは?木造軸組工法の構造を理解しよう

耐力と壁倍率

木造軸組工法において、耐力とは建物が外力に抵抗する能力のことです。6ツ割筋交いは、この耐力を向上させる構造要素です。筋交いの形状が「六角形」に似ていることからこの名が付けられており、材の両端を他の柱や土台・梁に斜めに取り付けることで壁倍率を高めます。壁倍率とは、壁の耐力を特定の基準で表したもので、数値が高いほど耐力が高いことを示します。6ツ割筋交いを用いることで、壁倍率を向上させ、建物の耐震性を高めることができます。

6ツ割筋交いの注意点

6ツ割筋交いの注意点

6ツ割筋交いの注意点6ツ割筋交いを使用する際には、適切な設置と管理が不可欠です。筋交いを壁にしっかりと固定し、釘やボルトを適切に締め付けることで、耐震性を最大限に発揮できます。また、筋交いが他の構造部材と干渉したり、カッティングや加工によって強度が低下したりしないように注意が必要です。適切な設置と管理がされていない筋交いは、耐震性能を発揮できず、地震時の建物の安全性に影響を与えかねません。

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