【なるほど!】心去り角ってなに?不動産用語を解説

不動産取引の初心者
先生、「心去り角」ってどういう意味ですか?

不動産の研究家
「心去り角」とは、木材の断面内に樹心がない正方形の角材のことだよ。

不動産取引の初心者
樹心がないとは、木の中心部分がないってことですか?

不動産の研究家
そう。通常、大きな丸太から切り出されて、一辺の長さが7.5cm以上の正方形になるんだ。
心去り角とは。
建築業界の用語「心去り角(こころさりかど)」とは、木材の断面から樹の中心部である「心」を含まない正方形の角材のことです。一般的に、直径30cm以上の太い丸太から切り出されます。
心去り角とは?

心去り角とは、道路や線路に面した土地で、角の部分が三角形や半円形に凹んでいる形状のことを指します。都市部でよく見られ、建物が建てられる際には、この凹んでいる部分が利用できず、無駄な空間が生じてしまいます。そのため、心去り角の土地は一般的に、通常の土地よりも安く取引されます。
心去り角の特徴

心去り角の特徴とは、建物の前面が道路と接していない、いわゆる「奥まった場所」にある土地のことです。道路から敷地に入るための通路が設けられていますが、この通路は別途共有者との共有地となるため、将来的に通路を通行できなくなるリスクがあります。また、建物の日当たりや通風、視界も周辺の建物に遮られる可能性が高く、住環境としては不利な条件となることが多いです。さらに、土地が細長く奥行きのある形状のため、建物配置や駐車スペースの確保が難しくなる場合もあります。
心去り角の用途

心去り角の用途とは、その名の通り、建物に対する人の心を去らせてしまうような角のことです。風水の考え方では、建物の角は邪気を発し、それが人に悪影響を及ぼすとされています。そのため、心去り角は建物の入り口や窓など、人が出入りする場所に作らないように注意する必要があります。
心去り角は、建物の外壁の角だけでなく、室内にもできます。例えば、壁と壁の交点や、家具の角が人にぶつかるような位置にある場合です。このような心去り角は、居住者の運気を下げたり、健康問題を引き起こしたりするとされています。
心去り角が使用される木材

では、「心去り角」が使用される木材について詳しく説明しています。心去り角は、主に柱や梁など、家屋の構造を支える重要な部材として使用されています。使用する木材は、強度と耐久性に優れた「杉」や「ヒノキ」、「松」などの針葉樹が一般的です。これらの木材は、心去り加工による凹凸がしっかりと噛み合うことで、より強固な接合を実現します。
心去り角のメリット・デメリット

-心去り角のメリット・デメリット-
心去り角とは、土地の形が折れ曲がっている部分で、建物を建てる際には注意が必要な場所です。しかし、メリットとデメリットがあります。
-メリット-
* -プライバシーの確保- 心去り角は建物を道路から奥まらせることが可能なので、プライバシーが確保できます。
* -日当たり・風通りの確保- 心去り角は隣接する建物からの影響を受けにくいため、日当たりや風通りが良くなります。
* -広々とした空間の確保- 心去り角は土地の形が広いので、広々とした庭や駐車場を設けることができます。
-デメリット-
* -建築費の上昇- 心去り角では、建物が凹凸するため、建築費が高くなる傾向があります。
* -整形の土地より狭い- 心去り角は、形が折れ曲がっている分、整形の土地よりも建物の床面積が小さくなります。
* -有効活用しにくい- 心去り角の折れ曲がった部分は、建物や駐車場として使いにくくなる場合があります。