知っておきたい不動産用語『青黒檀』とは？

2024-03-24

知っておきたい不動産用語『青黒檀』とは？

不動産取引の初心者

先生、『青黒檀』って何ですか？

不動産の研究家

『青黒檀』は、タイが原産地の銘木、黒檀の一種で、非常に硬く高級な木材です。

不動産取引の初心者

なるほど。なぜ『青黒檀』って呼ばれるんですか？

不動産の研究家

木材を加工した際に、道管に詰まった青緑色の物質が青緑色に見え、時間が経つと黒褐色に変化するためです。

青黒檀とは。

銘木として古くから愛されてきた「青黒檀」は、「黒檀」の一種で、主な産地はタイの広葉樹です。世界でも屈指の強度と重さ、硬度を誇り、黒檀の中でも最も高貴なクラスに分類されます。

「青黒檀」という名称は、道管に青緑色の物質が詰まっており、製材時に青みがかった色合いを見せることに由来します（英語名はグリーンエボニー）。時が経つと黒みが深まり、やがて真っ黒になります。希少性から「幻の黒檀」とも呼ばれています。

黒檀の中でも青黒檀は特に硬く重量があり、加工には高度な技術を要します。しかし、抜群の耐久性を備えているため、家具、唐木細工、仏壇、床柱、象嵌細工、工芸品などに使用されています。

日本では、本物の黒檀は入手困難です。国産材として、近縁種の樹芯が黒檀として総称されていますが、本黒檀、縞黒檀、青黒檀、斑入黒檀といった分類方法は明確な基準がありません。

青黒檀の定義と特徴

青黒檀とは、インドネシアやパプアニューギニアなどの熱帯雨林に生育する貴重な木材です。その名の通り、青みがかった黒色で、独特の木目が特徴です。非常に硬く耐久性に優れ、腐食やシロアリに耐性があります。そのため、高級家具や床材、工芸品など、さまざまな用途で用いられています。また、青黒檀は成長が遅いため、希少価値が高く、市場価値も非常に高い木材です。

青黒檀の生育地と希少性

青黒檀は主に東南アジア地域に自生する木材です。具体的には、ミャンマー、タイ、ラオスなどの国々で生育しています。生育環境としては、熱帯雨林や常緑広葉樹林に多く分布しています。青黒檀は成長が非常に遅く、大径材の確保には長い年月を要します。そのため、資源の枯渇が懸念されており、希少価値の高い木材となっています。

青黒檀の用途

青黒檀の用途として、その美しい特徴を生かした装飾品や工芸品が挙げられます。その濃い黒色と光沢のある質感は、高級感や重厚感を演出するため、アクセサリー、彫刻、楽器に使用されています。また、その耐久性と耐腐食性から、建築資材やエクステリアにも適しています。船舶の甲板や高級家具、寺院の仏像など、高い耐久性が求められる場面で活用されています。さらに、青黒檀は薬用効果も期待されており、抗菌作用や鎮静作用があるとされています。

青黒檀の加工と耐久性

青黒檀の加工と耐久性
青黒檀は、加工性に優れ、細工を施しやすい木材です。強度も高く、傷や衝撃に強い耐久性があります。また、耐久性も高く、水や腐食に強く、屋外でも使用できます。加工の際には、研磨や切削を施すことで光沢のある仕上がりになります。このような加工のしやすさと耐久性の高さにより、青黒檀は高級家具、床材、楽器、工芸品などに広く使用されています。