不動産用語『樺』とは？その種類と特徴

不動産用語『樺』とは？その種類と特徴

不動産用語『樺』とは？

不動産用語『樺』とは？

不動産用語として「樺」という言葉は、広葉樹の一種であるカバノキのことで、日本では北海道を中心に分布しています。木材として利用され、淡い色合いで狂いが少ないため、フローリングや家具の材料として珍重されています。また、美しい木目と光沢も特徴的です。

樺の種類

樺の種類

樺には、用途や特徴によって分類される、いくつかの種類があります。

* -無垢材樺- 木材を加工したもので、自然な風合いと耐久性を備えています。
* -ラミネート樺- 薄い樺材を積層したもので、強度と耐水性があります。
* -プライウッド樺- 薄い樺材を複数の層で接着したもので、軽量で安定性があります。
* -ベニヤ樺- 非常に薄い樺材で、家具や楽器の表面仕上げに使用されます。
* -紙樺- 家具や工芸品に使用される、薄い紙のような層が特徴です。

ウダイカンバの特徴

ウダイカンバの特徴

ウダイカンバは、樺の木の中でもとりわけ貴重な種で、その特徴的な白く滑らかな樹皮が有名です。この樹皮は、層状に剥がれやすく、1枚1枚が薄く、防水性と耐久性に優れているため、建築資材や工芸品に使用されます。また、ウダイカンバの木材は緻密で硬く、家具や建具、その他さまざまな用途に利用されます。

シラカンバの特徴

白樺の特徴

シラカンバは、樺の木の中でも特に顕著な特徴を備えています。その名の通り、幹肌は真っ白で、樹皮に黒く目立つ筋状の模様が走っています。他の樺の木とは異なり、樹皮が厚く剥がれやすく、紙のような薄い層になっています。この特徴的な樹皮は、カヌーや工芸品、建材などに広く使用されています。

シラカンバは、北海道や東北地方などの寒冷地を中心に分布しています。高さは15～25mほどで、細長くまっすぐに伸びます。葉は三角形で縁に鋸歯があり、秋になると黄金色に紅葉します。

樺の用途

樺は、建築業界で用いられる伝統的な部材の一つです。用途は多様で、その主なものとして以下が挙げられます。

* 土台 地盤に直接設置される構造物の最下部を支える水平部材。腐りにくく耐久性に優れている樺が好まれます。
* 柱 構造物全体を支える垂直部材。強度と耐久性を兼ね備えた樺が適しています。
* 梁 柱や壁に渡して荷重を支える水平部材。軽量で弾力性に富む樺が使用されます。
* 屋根材 屋根を覆う部材。耐候性と遮音性に優れた樺が適しています。
* 内装材 壁や天井を装飾・仕上げる部材。硬くて美しい木目が特徴の樺が好まれます。

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