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不動産用語『紫檀』とは?種類や特徴を解説

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不動産用語『紫檀』とは?種類や特徴を解説

不動産取引の初心者

先生、不動産関連の用語『紫檀』について教えてください。

不動産の研究家

紫檀はマメ科の広葉樹で、東南アジア一体に分布しています。心材は一般に帯紫濃暗褐色で、暗色の縞があります。

不動産取引の初心者

なるほど、黒檀とともに唐木を代表する銘木なんですね。

不動産の研究家

はい、樹種や色調によって分類され、建築用造作材や家具、楽器、仏具などに使われています。

紫檀とは。

日本の建築で用いられる「紫檀(したん)」は、東南アジアに分布するマメ科の広葉樹です。紫檀は濃い紫色から濃い茶褐色の心材を持ち、縞模様が入っているのが特徴です。

唐木(とうぼく)の代表格である紫檀は、その樹種や色調によって、「本紫檀」(古渡りとも言う)、「中渡り」、「新渡り」、「手違い」などという種類に分けられます。

紫檀は、建築資材として床柱、床板、床框などに用いられるほか、家具、楽器、仏具、工芸品などの材料としても広く親しまれています。

紫檀とは

紫檀とは

紫檀とは、高級木材として知られ、黒褐色の美しい木肌と独特の香りを持つことで有名です。紫檀の木はアジアに自生しており、特にインド、東南アジア、アフリカで産出されます。硬く耐久性に優れており、細工や彫刻に適しています。また、紫檀には原生林の保護や植林を目的とした認証制度があり、持続可能性を重視した木材として注目されています。

紫檀の樹種と色調

紫檀の樹種と色調

-紫檀の樹種と色調-

紫檀は、主に二種類の樹種から採られます。一つはインドネシアやマレーシアに自生する「インド紫檀」で、もう一つはインドやスリランカ原産の「セイロン紫檀」です。

インド紫檀は、濃い茶褐色から黒に近い色合いを持ち、経年変化で紫がかった色調に変化します。硬く重く、耐久性と耐水性に優れています。一方で、セイロン紫檀はやや淡い茶褐色から赤褐色で、経年変化とともに光沢が増します。インド紫檀ほど硬くはなく、加工しやすいのが特徴です。

建築用造作材としての紫檀

建築用造作材としての紫檀

建築用造作材としての紫檀の特徴

紫檀は、建築用造作材として高い評価を得ています。その優れた耐久性と耐水性により、フローリング、階段、カウンター、家具の製作に適しています。また、紫檀は香り豊かで、時間が経つにつれて色合いが濃くなり、独特の風合いを醸し出します。その美しさから、古くから寺院や宮殿などの高級建築に使用されてきました。現代では、高級住宅や商業施設でも、紫檀の造作材が採用されています。紫檀は耐久性、耐水性、美しさを兼ね備えた、まさに建築用造作材に最適な素材なのです。

家具や楽器などの素材としての紫檀

家具や楽器などの素材としての紫檀

家具や楽器などの素材としての紫檀

紫檀は、その美しい色調と耐久性から古くから家具や楽器の素材として珍重されてきました。家具では、紫檀を用いた伝統的な様式や現代的なデザインまで、幅広く使用されています。また、高級なバイオリンやチェロの指板や弓の毛にも使われ、その滑らかな手触りと豊かな音色に貢献しています。さらに、紫檀は装飾品やアクセサリー、彫像など、さまざまな用途にも用いられています。

紫檀の歴史と文化

紫檀の歴史と文化

紫檀の歴史と文化

紫檀は古くから高級木材として珍重され、家具や工芸品に使用されてきました。その歴史は古代中国に遡り、唐や明の時代に紫檀を使った家具や調度品が作られていました。紫檀の美しさや耐久性は、宮殿や寺院などの重要な建築物でも使用され、その価値の高さから権力の象徴とされていました。日本にも室町時代に紫檀が伝わり、茶室などの建築や調度品に使用されました。現在では、紫檀は高級家具や工芸品だけでなく、楽器の材料などにも使用されています。その希少性と美しさから、依然として世界中で珍重されている木材です。

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