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素材・材料に関すること
化粧合板ってなに?種類と使い分けを解説
化粧合板とは、表面材に天然木や人工化粧シートを用いた、芯材と表面材を接着剤で張り合わせた建材です。芯材には通常、針葉樹や広葉樹の薄くスライスした単板が使われ、表面材には木目調のシートや天然木の薄板が使用されます。化粧合板は、天然木と同じような質感と美しさを持ちながら、天然木よりも安価で安定性が高いのが特徴です。 -
素材・材料に関すること
化粧丸太とは?こだわり抜かれた日本の伝統木材
化粧丸太とは、柱や梁として使用される伝統的な日本木材です。自然のままの丸みを帯びた形状をしており、表面に加工を施さないのが特徴です。主にヒノキやスギ、マツなどの針葉樹が用いられ、一本ずつ手作業で丁寧に製材されています。 化粧丸太の最大の特徴は、その美しい木目や質感にあります。自然な風合いが和の空間によく調和し、木造建築に独特の風情を添えます。また、適度な強靭さと耐震性も備えており、古くから日本の建築に欠かせない素材として重宝されてきました。 -
構造・工法に関すること
下駄敷き住宅とは?特徴や中古マンションの評価における注意点
下駄敷き住宅とは、建物の階数が少なく低い建物に囲まれ、日照や眺望が遮られるような建物を指します。このような建物は、周囲の建物が日光をさえぎり、住環境が悪化することがあります。そのため、中古マンションの評価においては、下駄敷き住宅であるかどうかは重要な検討事項となります。 -
規制・制限に関すること
私道に排水管を通すための権利「下水道などの設置権」とは?
私道に排水管を設置するためには、「下水道などの設置権」と呼ばれる権利が必要です。この権利は、民法第210条に定められており、私権の制限の一つです。具体的には、私道を利用する者が、共同の利益のために埋設管を私道に設置し、維持・管理する権利を指します。ただし、この権利はあくまでも私権の制限であるため、私道の所有者・管理者の承諾を得て行使する必要があります。承諾が得られない場合は、私道の利用者と所有者・管理者の間で協議を行い、合意に至らなければなりません。また、設置された埋設管の維持・管理には、私道を利用者全員が責任を持ち、費用は共同で負担することになります。 -
家の外部に関すること
下屋とは?メリット・デメリットをわかりやすく解説
下屋とは、主屋(おもや)に付属する建物で、主屋よりも規模が小さく、屋根が片流れになっています。一般的に主屋の側面や背面に接続され、物置や納屋、あるいは居住空間として利用されています。下屋は、主屋の外観に変化を与え、機能性と審美性を向上させる効果があります。また、主屋に増築する際、スペースの有効活用にも役立ちます。 -
家の内部に関すること
煙感知器とは?種類や仕組みを解説
煙感知器とは、火災が発生した際に煙を感知して警報音を発する装置です。火災の早期発見に役立ち、火災による被害を最小限に抑えることを目的としています。煙感知器は一般的に家庭や事業所などの建物に設置され、煙が発生すると警報音が鳴り、火災の危険を知らせる仕組みになっています。煙感知器の仕組みには、煙の粒子を感知する光感式と、熱を感知する熱感式、イオンを感知するイオン感知式の3種類があります。 -
構造・工法に関すること
げたばきマンションとは?メリット・デメリットを解説
げたばきマンションの特徴 げたばきマンションとは、玄関の前後に段差があり、玄関前で靴を脱ぎ履きするタイプのマンションのことです。戸建て住宅と同じように、玄関で靴を脱いでから部屋に入るため、室内が清潔に保たれます。また、玄関先の段差により、プライバシーの確保と防犯性の向上にも繋がります。さらに、玄関ドアを開けた際に外から音が入りづらくなり、静かな居住環境を維持することもできます。 -
家の外部に関すること
屋根の「けらば」って何?役割や特徴を解説
「けらば」とは、建物の屋根の端部を指す建築用語です。屋根の傾いた面の最上部が外側に突き出た部分を指し、屋根全体を支える重要な役割を担っています。けらばは軒先よりも高く、屋根の勾配に沿って斜めに伸びています。斜めになっていることで、雨水が屋根からスムーズに流れ落ちるように設計されています。また、けらばには軒先と同じように軒先瓦や各種金物が取り付けられ、雨水の侵入や腐食を防ぐ役割も果たしています。 -
構造・工法に関すること
不動産用語『けた行き方向』を徹底解説
けた行き方向とは、土地の形状を表す不動産用語です。具体的には、土地の奥行きが前面に比べて狭い形状のことを指します。通常、土地の形状は長方形または正方形ですが、けた行き方向の土地の場合は、奥行きが狭い長方形または台形のようになります。一般的に、けた行き方向の土地は面積を確保するには不便ですが、前面道路に接しているため、店舗や事務所などの用途には適していると言えます。 -
取引に関すること
不動産相続の『限定承認』とは?知っておきたい手続きと注意点
-限定承認とは?- 不動産相続において「限定承認」とは、相続人が負債があるかどうかが不明な場合に、自らの財産を差し押さえられるリスクを回避するためにとる手続きです。限定承認を行うと、故人の債権者は相続財産の範囲内でのみ請求権を有し、相続人の私有財産には及びません。つまり、相続財産の価値が負債を上回っていれば、相続人はプラスの財産を受け取ることができますが、負債が上回る場合には、負債の範囲内で相続財産を引き継ぐことになります。限定承認は、亡くなった方の負債がどの程度の規模であるかわからない場合などに検討される手続きです。 -
取引に関すること
不動産の「限定価格」とは?その定義と具体例
限定価格とは、不動産広告において提示される価格のことで、買主にとって有利な値付けが行われます。一般的に、市場価格よりも低く設定されており、限定的な期間内のみ適用されます。この価格は、売り主の販売促進や物件の早期売却を目的として設定されます。 -
構造・工法に関すること
不動産の『現地調査』とは?種類・目的・流れを解説
現地調査とは、不動産を購入または投資する前に実施される重要なステップです。物件の実物を見学し、その状態や環境を確認することを指します。現地調査を行うことで、物件の正確な情報を把握し、購入や投資の判断を下すための重要な情報を得ることができます。また、現地調査では、物件の周囲の環境も確認することができます。周辺の施設や交通環境、景観などを確認することで、物件が自分のライフスタイルに適しているかを判断することができます。 -
取引に関すること
不動産用語『現状有姿』ってどういう意味?
現状有姿とは、不動産取引において、買主が購入する不動産の状態を指し、その状態を理由に売主はいかなる責任も負わないことを意味します。つまり、契約の時点での建物や土地の欠陥や瑕疵があっても、売主はそれを修繕したり担保したりする義務はありません。買主は不動産を現状のまま受け取ることになります。 -
取引に関すること
不動産用語『現実の引渡し』を解説
不動産用語の「現実の引渡し」とは、売買契約が成立した物件を、売主が買主に対して物理的に手渡すことを指します。単に書類上の所有権移転とは異なり、実際に買主が物件の占有・利用を開始できる状態になることが重要なポイントです。現実の引渡しは、不動産取引において非常に重要な意義を持ちます。物件の物理的な管理責任やリスクが売主から買主に移行し、買主は正式にその物件を使用・収益を得ることができます。また、現実の引渡しが行われることで、売買契約が完全に履行されたとみなされ、売主と買主双方の法的義務が終了します。 -
取引に関すること
現況有姿分譲地とは?注意点を解説
現況有姿分譲地は、開発業者による造成やインフラ整備が未実施または一部のみ実施された状態の分譲地を指します。一般的な分譲地とは異なり、購入者は土地の現状のまま引き渡しを受け、造成やインフラ整備は自己負担で行う必要があります。ただし、現況有姿分譲地は通常の分譲地に比べて価格が安いため、低予算で購入したい方に人気があります。 -
取引に関すること
不動産の競売に関する『現況調査』とは?
現況調査とは何か 不動産の競売において、「現況調査」とは、競売にかかる不動産の現在の状態を調査・確認するための調査のことです。調査内容は、建物の構造や設備、敷地の状況など、不動産の物理的な状態を幅広く対象とします。現況調査の結果は、競売に参加する入札希望者が不動産の価値や状態を正確に把握するための重要な情報となります。 -
その他
不動産関連の用語『源泉徴収』とは?
-源泉徴収とは?- 「源泉徴収」とは、所得が発生した時点において、支払者(企業や個人事業主)が受取人から所得税や住民税を差し引いて徴収することを指します。これにより、受取人は所得を得た時点で税金を納付することになります。源泉徴収は、所得税や住民税の脱税防止と税収の安定化を目的として行われています。 -
規制・制限に関すること
不動産用語『減歩』とは?区画整理と財産権の関係
「減歩」とは、区画整理などの都市計画事業により、土地の面積が当初予定されていたものよりも減少してしまうことを指す不動産用語です。区画整理とは、道路や公園などの公共施設の整備や道路網の再編などの目的で、一定の区域内の土地を再配置する事業です。この事業によって、土地が細分化されたり、形状が変更されたりする場合があります。その結果、当初予定されていた面積よりも小さくなってしまうことが「減歩」に該当します。 -
構造・工法に関すること
減衰材とは?建物に揺れを与える地震から守る装置
減衰材の役割は、建物を地震による揺れから守ることです。地震の際には、建物の柱や梁に大きな応力が加わり、振動が発生します。この振動は次第に収まっていきますが、減衰材は、この振動をより早く収束させる働きがあります。減衰材は、建物の構造に搭載されており、振動を吸収して熱に変換することで、建物の揺れを低減します。これにより、建物が地震による倒壊や損傷を防ぎ、人々の安全を確保することができます。 -
規制・制限に関すること
減価補償金とは?仕組みと意義をわかりやすく解説
減価補償金とは、物的資産の減価に伴う財務上の損失を補填するために計上する費用のことです。物的資産とは、機械、建物、土地などの有形資産で、経年劣化や使用により価値が減少します。減価補償金を計上することで、この価値減少を帳簿上でも反映し、財務状況を適正に把握することができます。減価補償金は、会計上の費用として計上されますが、現金を支出するものではありません。 -
取引に関すること
減価償却費とは?不動産投資に役立つ用語解説
-減価償却とは?- 減価償却とは、不動産投資において重要な概念です。これは、耐久性のある資産(例建物)が時間の経過とともに価値が低下していくことを認識する会計上の仕組みです。減価償却費は、資産の経済的寿命にわたって段階的に費用として計上されるため、投資家は資産価値の減少分を徐々に回収することができます。これにより、将来の現金流入が実際の資産価値を正確に反映したものとなり、投資家はより正確な財務上の意思決定を行うことができます。 -
取引に関すること
不動産の減価修正とは?
-減価修正の定義と目的- 不動産の減価修正とは、経年により減価(価値の下落)した不動産の簿価を調整する会計処理です。この処理は、不動産の価値が時間の経過とともに減少することを考慮して行われます。減価修正の主な目的は、不動産の帳簿上の価値をその実際の価値に近づけることと、将来の修繕や更新に備えた資金を確保することです。減価修正により、企業は不動産の価値減少の影響を適切に反映し、財務諸表が不動産の真の経済価値をより正確に示すようになります。 -
取引に関すること
原野商法と第2次原野商法の狡猾な手口
原野商法とは、市街化区域外の原野や山林を販売する行為です。その特徴は、①値上がりを強調した過剰宣伝、②口頭のみの売買契約、③販売後に法外な管理費や分譲料を請求することです。 この商法では、販売業者は「将来は住宅地になる」「価値が上がる」と強調し、購入者を誘います。しかし、実際には開発が遅延したり、計画そのものが中止になったりすることも多く、購入者は土地の価値が下落するリスクを負います。また、販売業者が倒産した場合、管理費や分譲料の支払いが滞る可能性もあります。 原野商法は、高齢者や知識の少ない人をターゲットにすることが多く、被害者数は後を絶ちません。法規制が強化されてはいますが、巧妙化・悪質化する手口もあり、注意が必要です。 -
素材・材料に関すること
原木とは?不動産業界における意味
不動産業界における原木とは、建築用材や紙の原料となる、樹木の伐採時に切り出された加工前の丸太のことです。原木は、建築用材としての利用以外にも、パルプや紙の製造、木工製品の原料など、さまざまな用途があります。また、原木は、樹木の伐採後に貯木場などで貯蔵され、必要に応じて製材所に運ばれて製材されます。