不動産相続の『限定承認』とは?知っておきたい手続きと注意点
-限定承認とは?-
不動産相続において「限定承認」とは、相続人が負債があるかどうかが不明な場合に、自らの財産を差し押さえられるリスクを回避するためにとる手続きです。限定承認を行うと、故人の債権者は相続財産の範囲内でのみ請求権を有し、相続人の私有財産には及びません。つまり、相続財産の価値が負債を上回っていれば、相続人はプラスの財産を受け取ることができますが、負債が上回る場合には、負債の範囲内で相続財産を引き継ぐことになります。限定承認は、亡くなった方の負債がどの程度の規模であるかわからない場合などに検討される手続きです。