耐力壁– tag –
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構造・工法に関すること
ラスシート打ち付け軸組とは?その特徴と耐力壁としての役割
ラスシート打ち付け軸組は、軸組工法の一種で、木造軸組構造にラスシートと呼ばれる金網を打ち付けて構成されます。このラスシートは、鉄筋コンクリート造などで使用される鉄筋網と同様に、コンクリートの引張力に抵抗する役割を果たします。そのため、ラスシート打ち付け軸組は、水平荷重(地震や風)を受けた際の耐力向上に貢献します。さらに、軽量化や工期の短縮といった特徴も有しており、住宅や低層建築での採用が近年増加しています。 -
構造・工法に関すること
梁とは?木造・鉄筋造・鉄筋コンクリート造の違いを解説
梁とは、建築物において水平方向に働く加重を支える水平構造部材を指します。梁は、柱や壁などの垂直構造部材と接合して、建物全体を支える重要な役割を担っています。梁には、木造、鉄筋造、鉄筋コンクリート造などの種類があり、それぞれの特徴や用途があります。 -
構造・工法に関すること
フレキシブル板等打ち付け軸組とは?耐力壁としての役割を解説
フレキシブル板等打ち付け軸組とは、耐力壁として機能する、柱と梁で構成された軸組です。柱には鋼製軽量軸組(軽量鉄骨造)や木造、梁には合板や石膏ボードなどが用いられます。フレキシブルという名称は、壁体全体が地震などの外力に対して、部分的に変形しながら耐力を発揮する仕組みに由来しています。これにより、地震の際の衝撃を分散させ、建物の倒壊を防ぐ役割を果たします。フレキシブル板等打ち付け軸組は、木造軸組工法などに比べて耐震性に優れ、より安全な建物を実現できます。 -
構造・工法に関すること
パルプセメント板打ち付け軸組とは?耐力壁の役割とメリット
パルプセメント板打ち付け軸組の特徴は、主に以下の通りです。 この工法では、柱や梁などの構造材に、パルプセメント板が打ち付けられます。パルプセメント板は、パルプとセメントを混合して作られた板材で、軽量で耐水性・耐火性に優れています。この板材を打ち付けることで、構造体の耐震性能を向上させることができます。 -
構造・工法に関すること
ハードボード等打ち付け軸組とは?その概要と耐力について
ハードボード等打ち付け軸組とは、木造軸組に耐力面材として硬質繊維板(ハードボード)や構造用合板などの板材を打ち付けた構造形式です。壁や床、屋根などに用いられ、主に地震や暴風などの水平力に対して耐力を発揮します。硬質繊維板は、耐久性と剛性に優れ、構造用合板は、曲げやせん断に対して高い耐力を持っています。これら板材を緊結することで、軸組の剛性を向上させ、建物の耐力を確保します。 -
規制・制限に関すること
不動産用語『防火性能』の基礎知識
不動産用語としてよく耳にする「防火性能」とは、建物の火災の発生・拡大を防止し、火災による被害を最小限に抑える能力のことを指します。防火性能は、建物の構造や設備、材料などによって決まり、耐火性能や準耐火性能、木造などの区分に分類されます。防火性能が高いほど、火災発生時の建物や周囲への被害を軽減できます。そのため、不動産を購入または賃貸する際には、建物が適切な防火性能を備えているかを確認することが大切です。 -
構造・工法に関すること
基礎伏図とは?必要な情報と確認ポイント
-基礎伏図の概要と役割- 基礎伏図とは、建築物の基礎構造に関する図面です。建物が安定して建つために必要な情報を示しています。基礎伏図には、基礎のタイプ、形状、寸法、配筋(鉄筋の配置)、鉄筋の径や本数などが記載されています。 基礎伏図の主な役割は、基礎構造の設計と施工を明確にすることです。基礎の形状や寸法を正確に把握することで、適切な材料を選定し、施工手順を決定することができます。また、基礎伏図は、不同沈下(不同な沈み込み)や耐震性の確保などの構造的な問題を防ぐために不可欠な情報も提供しています。 -
構造・工法に関すること
耐力壁の釣り合いとは?地震に負けない建物を建てるために
地震に際して建物を倒壊から守るためには、建物の耐力を向上させることが不可欠です。耐力壁は、その耐力を担う重要な構造要素です。耐力壁とは、水平方向の地震力に対して建物を支える垂直の壁で、建物が崩壊することを防ぐ役割を果たしています。通常、コンクリートや木造パネルで構成され、建物の主要部分に配置されています。 -
構造・工法に関すること
耐力壁ってなに?その種類や役割を解説
耐力壁とは、建築物において、地震や台風などの外力に対して建物を倒壊から守る役割を持つ壁のことです。構造計算上、耐力壁と認められるためには、一定以上の強度と剛性を備えている必要があります。耐力壁の主な目的は、水平方向の荷重を負担し、建物の変形や倒壊を防ぐことです。 -
構造・工法に関すること
耐震補強三角火打金物とは?その仕組みと効果
耐震補強三角火打金物は、建物の耐震性を向上させるために使用される部材です。その仕組みは、以下のとおりです。 この金物は、建物の軸組みに三角形に配置されています。地震が発生すると、建物を揺さぶる横方向の力が加わります。このとき、三角火打金物は、三角形の形状を利用して力を分散させ、建物のゆがみを抑制します。また、金物自体が変形することでエネルギーを吸収し、建物の損傷を防ぎます。 -
構造・工法に関すること
耐震補強とは?家を地震から守るための要点を解説
耐震補強とは?地震に対する建物の耐性を高めるために行われる補強工事のことです。日本は地震多発国であるため、耐震補強は建物の安全性を確保する上で重要な対策となっています。耐震補強は、建物の基礎や柱、梁などの構造躯体を補強することで、地震による揺れに耐えられるようにします。耐震補強を行うことで、建物の倒壊や大規模な被害を防ぎ、住人の命と財産を守ることができます。 -
構造・工法に関すること
知っておきたい不動産用語『耐震壁』
耐震壁とは、地震の揺れに耐えるために配置された補強壁のことを指します。耐震壁は、鉄筋コンクリート造や鉄骨造などの建物に設けられ、建物が地震の横揺れを受けた際に、その変形や倒壊を防ぐ役割を果たします。耐震壁は、柱や梁と一体化して建物の構造の一部を形成し、地震の揺れに対して建物の強度を確保します。 -
構造・工法に関すること
耐震開口フレーム工法で安心な住まいへ
耐震開口フレーム工法とは、地震時に建物の倒壊を防ぐために開発された革新的な工法です。この工法では、建物の骨組みである構造部と、床や壁などの間仕切り部分を分離します。地震が発生すると、構造部は揺れても、間仕切り部分は動かないように設計されています。これにより、間仕切り部分が建物にダメージを与えるのを防ぎ、倒壊のリスクを低減することができます。 -
構造・工法に関すること
不動産用語『耐火性能』徹底解説
-耐火性能とは?- 耐火性能とは、建物が火災時に耐えられる時間を表す指標です。火災が発生すると、建物は火炎や熱、有毒ガスにさらされます。耐火性能は、建物がこれらの過酷な条件にどの程度耐えられるかを評価します。耐火性能は、建物の構造、使用する材料、開口部の保護レベルなど、さまざまな要素によって決まります。耐火性能が優れている建物は、火災発生時により高い安全性を確保し、人命や財産の損失を最小限に抑えることができます。 -
構造・工法に関すること
耐火構造とは?その仕組みと耐火構造の例
耐火構造とは、火災が発生した際、建物の構造体や設備が一定時間耐えられるように設計された建築構造です。火災に伴う高温や炎から建物を保護し、建物の崩壊や延焼を防ぐことを目的としています。耐火構造には、鉄骨造や鉄筋コンクリート造などの不燃材料を使用したり、防火材で燃えにくい構造にするといった手法があります。 -
構造・工法に関すること
知っておきたい不動産用語:必要壁量
必要壁量とは、建物の構造を安定させ、地震や強風に耐えられるようにするための、壁の面積と厚みの合計値です。建物の耐震性は、必要壁量の確保によって向上します。必要壁量は、建物の構造や形状、使用目的によって異なります。一般的な木造住宅では、壁の長さに対する必要壁量の割合は、5%~10%とされています。 -
構造・工法に関すること
外付け用金属製筋交いとは?その特徴とメリット
-外付け用金属製筋交いとは?- 外付け用金属製筋交いとは、建物の外壁に取り付けられる補強部材のことです。鉄やアルミニウムなどの金属でできており、建物に斜めのサポートを提供します。建物の強度や耐震性を向上させ、外壁の歪みや倒壊を防ぐ役割があります。外付け用金属製筋交いは、後付けで設置でき、既存の建物でも簡単に増強できます。 -
構造・工法に関すること
構造材とは?種類・用途・特徴を解説
構造材とは、建築物において、建物の荷重を支え、安定性を与える重要な要素です。建物の骨格となるもので、屋根、壁、床などの建物の主要構造を構成しています。構造材にはさまざまな種類があり、それぞれの用途や特徴に合わせて適切に選択され、使用されます。 -
構造・工法に関すること
【横架材とは】耐震性に欠かせない建物の重要な骨格
横架材とは、建物を構成する水平方向の部材で、壁と壁の間を結ぶ役割を担います。その主な目的は、地震などの横揺れ力に対して建物の耐震性を確保することです。横架材には、耐力壁、ブレース、ラーメンなど、さまざまな種類があり、建物の構造や規模に合わせて選択されます。 -
構造・工法に関すること
ねじれ振動とは?地震で起きる危険な建築物の振動現象
-ねじれ振動のメカニズム- 地震が発生すると、建築物に横方向の力が加わり、垂直方向の揺れに対してねじれが発生することがあります。この現象がねじれ振動で、建築物の異なる部分で異なる方向にねじれることにより発生します。建物の形状や構造によってねじれ振動が起こりやすさは異なり、コの字型やL字型などの非対称な構造や、偏心した重量配分を持つ建物は特にねじれ振動を受けやすい傾向があります。
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