建築審査会とは?その役割と構成を解説
-建築審査会の役割-
建築審査会とは、建築法に基づいて設置される組織で、主に建築物の設計図書や施工図書を審査し、建築基準法などに適合しているかどうかを判断する役割を担っています。 審査結果は、建築確認や開発許可などの行政手続きに利用されます。建築審査会の審査対象となるのは、原則として高さ10m以上の建築物、大規模な建築物等です。
審査業務を行うのは、主に建築士、構造エンジニア、設備エンジニアなどの専門家から構成される審査委員です。審査は、書類審査と現地審査の両方で行われ、建築物の用途、規模、構造、安全性、環境への配慮などを総合的に評価します。審査結果に基づいて、建築主に対して建築確認検査済み証の交付や、条件付きの許可などの措置が取られます。