損傷限界固有周期とは?
-損傷限界固有周期の定義-
損傷限界固有周期は、構造物が耐震性のない状態に至る前に、特定の地震動を受け入れることができる最大の固有周期のことです。この周期は、構造物の質量、剛性、減衰特性によって決まります。損傷限界固有周期を超えた地震動が加わると、構造物は弾性限界を超えて変形し、非線形挙動を示す可能性があります。この非線形挙動により、構造物に損傷が生じ、ひいては耐震性が低下する可能性があります。そのため、構造物の損傷を防ぎ、耐震性を確保することが望ましい場合には、損傷限界固有周期を考慮することが重要です。