「底盤」とは?基礎構造の基本を解説
「底盤」の役割と構造
「底盤」は、建物において最も重要な基礎構造であり、建物の荷重を地盤に均等に伝達する役割を担っています。また、地盤からの水分の浸入や地震などの外力から建物を守る役割も果たします。
底盤は一般的に鉄筋コンクリート造で、地上から地中へ掘り下げて建設されます。地下部分の構造は、建物の規模や地質条件によって異なりますが、主に「基礎梁」、「柱」、「床版」で構成されています。
「基礎梁」は建物を支える基礎の土台となり、地盤との接地面積を増やす役割があります。「柱」は荷重を地盤に伝える垂直部材で、「床版」は基礎の水平部材となり、柱をつなぎ合わせて水平力を分散します。