地震– tag –
-
構造・工法に関すること
安全限界耐力で建物を守る!地震にも負けない住宅設計
安全限界耐力とは、地震などの外力が加わった場合に建物が倒壊するなどして大きな損傷を受けることを防ぐために定められた、最小限必要な耐力の基準値のことです。建物の構造や規模、立地条件などを考慮して算出され、この耐力を超えた外力が加わらないように設計されています。安全限界耐力は建築基準法によって定められており、地震に強い住宅を建設するための重要な基準となっています。 -
規制・制限に関すること
L2地震動:知っておくべき地震の揺れ
L2地震動とは? L2地震動とは、遠地地震が発生した際に、地震発生から数分〜数十分後に発生する長い周期の揺れのことです。L2地震動は、地震波が地球の内部で複雑な経路をたどって伝わることで引き起こされます。この長い周期の揺れは、建物や構造物に共振を引き起こしやすく、大きな被害をもたらす可能性があります。L2地震動は、数百キロメートル離れた場所でも観測されることがあり、震源の規模が大きいほど、発生する確率が高くなります。 -
構造・工法に関すること
ロッキング現象とは?地震で住宅が浮き上がるメカニズム
ロッキング現象とは、地震中に地盤が揺れ動くことで、建物が文字通り「ロッキング(揺れ動く)」する現象です。地盤が激しく水平方向に揺れると、建物は慣性の法則により鉛直方向に慣性力が生じます。この慣性力は、建物を上方に持ち上げようとする力になります。同時に、地盤の揺れが水平方向に傾くと、建物の底部に圧力がかかります。この圧力が、建物が持ち上がり過ぎて倒壊するのを防ぎます。 結果として、ロッキング現象により、建物は地震の揺れが激しい場合でも倒壊することなく、上下にロッキングすることができるようになります。ただし、この現象はすべての建物に当てはまるわけではなく、建物構造や地盤の状態などによって影響を受けます。 -
構造・工法に関すること
地震における「小破」とは?わかりやすく解説します
-小破の定義- 小破とは、建築物に軽微な損傷が生じている状態を指します。具体的には、壁や天井に亀裂が入ったり、一部のタイルが剥がれたり、窓ガラスが割れたりといった損傷が含まれます。ただし、構造躯体や主要な設備に重大な被害がないことが条件です。建物の機能や安全性を損なうような損傷ではないので、すぐに使えなくなるようなことはありません。
12