地震対策– tag –
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構造・工法に関すること
ポスト&ビーム工法とは?カナダ発祥のログハウス代替工法
ポスト&ビーム工法は、カナダ発祥のログハウス代替工法です。この工法は、垂直に配置した柱(ポスト)と水平に架けた梁(ビーム)を組み合わせ、自立したフレーム構造を形成します。ログハウスとは異なり、ポスト&ビーム工法は丸太ではなく、直角に加工された木材を使用します。このため、より近代的な外観になり、広い窓や複雑な間取りが可能になります。 -
その他
直下型地震の基礎知識
-直下型地震とは- 直下型地震とは、震源が地表から比較的浅い(深さ概ね100km以内)、地下の断層がずれることで発生する地震を指します。震源が地表に近いほど、大きな揺れが地表に伝わってきます。 直下型地震は、震源が地表に近い分、地震発生から揺れが伝わってくる時間が短く、震度が大きくなる傾向があります。また、地盤が軟らかい場所では、揺れが大きく増幅される場合もあります。 -
構造・工法に関すること
柱ほぞ抜け防止工事とは?地震対策で大切な補強工事
柱ほぞ抜け防止工事の目的 地震などの強い揺れが発生すると、建物の柱と梁を接合する部分である「ほぞ穴」が破壊され、柱が縦方向に抜け落ちる「柱ほぞ抜け現象」が起きる可能性があります。これは建物の倒壊につながる深刻な事態です。柱ほぞ抜け防止工事は、この現象を防ぎ、地震時に建物の安定性を保つことを目的としています。 -
構造・工法に関すること
免震支承とは?地震に強い建物の秘密
免震支承の役割とは、地震の揺れが建物に伝わるのを防ぐことです。建物と地盤の間に免震層を設け、そこへ免震支承を設置します。免震支承は、建物の重量を支持しながら、横に揺れても元の位置に戻る仕組みを持っています。これにより、地震の激しい揺れでも建物の変形や損傷を抑え、建物の倒壊を防ぐことができます。また、免震支承は建物の振動を吸収する効果もあり、地震時の揺れを軽減し、居住者の安全と快適性を向上させます。 -
構造・工法に関すること
免震構造とは?耐震との違いを徹底解説
免震構造とは、地震の揺れを建物の基礎部分で吸収し、建物そのものには揺れが伝わらないように考えられた構造です。建物の基礎と建物の間に免震ゴムと呼ばれる特殊なゴム製の部材(免震層)を置き、外部からの揺れをこの免震層で吸収する仕組みになっています。このため、地震の際にも建物は大きく揺れず、人命や財産への被害を防ぐことができます。 -
構造・工法に関すること
「免震改修工法」とは?地震から家を守る、耐震性向上改修
免震改修工法とは、既存の建物を地震から守るために耐震性を向上させる改修方法です。この工法では、建物の基礎部分に免震装置と呼ばれる特殊な装置を設置します。 免震装置は通常、鉛のゴム製の層やオイル damper を使用して作られています。地震が発生すると、これらの装置が揺れを吸収し,建物の揺れを大幅に低減させます。このため、建物の構造的な損傷や倒壊のリスクを軽減できます。 -
家の内部に関すること
地震から身を守る「防災ベッド」とは?
「防災ベッド」とは、地震などの災害時における避難時に役立つ特殊なベッドのことです。強固なフレーム構造が特徴で、落下物や倒壊物から就寝中の利用者を保護します。また、折りたたみ式やキャスター付きなど、持ち運びや収納に便利なものもあります。耐震性・耐火性に優れ、避難場所への輸送や設置が容易なことから、近年注目を集めています。 -
構造・工法に関すること
ハイ免震→ 耐震性を高める革新的な免震構造
この革新的な免震構造は、ハイ免震と呼ばれています。従来の免震構造と異なる点は、免震層に高減衰ゴムと呼ばれる特殊なゴムを使用していることです。この高減衰ゴムは、地震の揺れをより効果的に吸収・分散させ、建物の揺れを大幅に低減することができます。 これにより、建物は地震の揺れからより効果的に守られ、耐震性が向上します。従来の免震構造では、免震層のゴムが揺れを吸収・分散する際に、一部のエネルギーが熱に変換されて損失していました。しかし、このハイ免震構造では、高減衰ゴムがエネルギー損失を最小限に抑えるため、より効率的な免震を実現することができます。 -
構造・工法に関すること
不動産用語『共振』とは?地震動の増幅と倒壊リスク
-共振の仕組み- 地震動が建物に伝わる際、共振と呼ばれる現象が発生することがあります。これは、建物の固有振動数と地震動の周波数が一致した場合に、建物の揺れが増幅される現象です。この増幅は、地震動の周期と建物の固有周期が等しくなるほど大きくなります。 建物の固有振動数は、建物の高さ、幅、質量などの要因によって決まります。一般的に、高層で軽量の建物は固有振動数が低く、低層で重量のある建物は固有振動数が高くなります。一方、地震動の周期は、地震の震源からの距離や地盤の性質などによって異なります。 -
構造・工法に関すること
不動産用語『壁量』ってなに?
住宅の構造を考える上で欠かせない用語が「壁量」です。壁量は、建物の壁が耐震力を発揮する能力を表すもので、一般的には「壁長」×「壁高」×「壁厚」によって求められます。つまり、壁が長くて高くて厚ければ厚いほど、耐震力が大きいということになります。この壁量は、建物の規模や形状によって異なり、建築基準法で定められた一定以上の壁量を確保することが義務付けられています。壁量が不足していると、地震などの揺れに耐えられず、倒壊や大きな損傷につながる恐れがあります。 -
構造・工法に関すること
風揺れ固定装置とは?構造と仕組みを徹底解説
-風揺れ固定装置とは何か- 風揺れ固定装置とは、建造物や構造物に設置される装置で、横揺れや振動を軽減する役割を担っています。強風や地震などの外力が加わった際に建物の変形を抑え、倒壊や損傷を防ぐために使用されます。 風揺れ固定装置は、ダンパーと呼ばれる仕組みを採用しています。ダンパーは、建物の変形に合わせて作動し、振動エネルギーを吸収・放散することで横揺れを制御します。具体的には、建物の揺れを抑制するための粘性ダンパーや、振動を外部に伝える制振ダンパーなど、さまざまな種類のダンパーが使用されています。 -
構造・工法に関すること
丸太組工法とは?伝統的な木造建築手法を解説
丸太組工法とは、柱や梁などの構造材を丸太材だけで組み合わせる伝統的な木造建築手法です。この工法では、丸太材が加工され、各部材を巧みに接合することで、高い強度と耐久性を確保しています。丸太材の自然な形状を活用することで、独特の曲線美や力強さを建物に付与することができ、日本の伝統建築において広く用いられてきました。 -
構造・工法に関すること
ジャッキアップ式免震工法を徹底解説!
ジャッキアップ式免震工法とは、建物の基礎部分に特殊なジャッキを設置し、地震の揺れを感知すると油圧システムによって建物を持ち上げる免震工法のことです。建物を地面から少し離すことで、地震の揺れが建物の構造に伝わるのを防ぎます。この工法は、大地震が発生しても建物の倒壊や損傷を大幅に軽減することができます。 -
構造・工法に関すること
仕口ダンパーとは?木造住宅を揺れから守る制振金物
仕口ダンパーの概要 仕口ダンパーは、木造住宅における地震対策に用いられる制振金物です。柱と梁の接合部である仕口に取り付けることで、揺れを低減する効果を発揮します。特徴として、スチール製の板とダンパーが一体となった構造をしており、地震の揺れを受けるとダンパー部分が潰れてエネルギーを吸収します。これにより、柱や梁の変形を抑え、建物の倒壊を防ぐ役割を果たします。また、部材間の隙間を調整する機能も備えており、建物の剛性を高めて揺れを軽減します。 -
構造・工法に関すること
耐震診断とは?種類や費用を解説
耐震診断とは、建物の耐震性能を評価し、地震に対してどれほど耐えられるかを調べる調査のことです。現行の耐震基準に照らして建物の構造や基礎の強度を調べ、耐震補強が必要かどうかを判断します。耐震診断は、安心して生活するために建物の安全性を知ることができ、また、耐震補強の必要性や費用を見積もるためにも重要な調査です。 -
構造・工法に関すること
耐震構造とは?構造の違いと特徴を徹底解説!
耐震構造とは、地震の揺れによる建物の倒壊を防ぐために設計された建物の構造のことです。地震の揺れが建物に伝わると、建物は揺れに対して変形します。この変形が大きくなりすぎると、建物は倒壊します。耐震構造はこの変形を抑えることで、建物の倒壊を防ぎます。 耐震構造には、柱や梁で建物を支えるラーメン構造、壁で建物を支える壁式構造、ラーメン構造と壁式構造を組み合わせたラーメン壁式構造など、さまざまな種類があります。それぞれの構造には長所と短所があり、建物の形状や用途に応じて選択されます。 -
家の内部に関すること
耐震ラッチの基礎知識
耐震ラッチとは、地震発生時に開閉中の扉を固定する金具のことです。扉の枠と扉本体を連結させ、扉が大きく開いたり揺れたりすることを防止します。地震による転倒や衝突の防止、大切な家具や家電の保護などに役立ちます。耐震ラッチの種類は様々で、取り付け方法や強度によって用途に合わせた選択が可能です。 -
構造・工法に関すること
エキスパンションジョイントのわかりやすい解説
エキスパンションジョイントとは、建物の構造を外部からの熱や振動による損傷から守るために使用される特別な構造要素です。このジョイントは伸縮性と弾力性のある素材で作られており、建物が熱膨張したり収縮したりする際に伸縮することができ、構造にたわみが生じないようにします。エキスパンションジョイントは、建物がひび割れや損傷を受けないようにするための重要な役割を果たしています。 -
構造・工法に関すること
屋根免震とは?仕組みやメリットを解説
屋根免震とは、建物の屋根に免震装置を設置して、地震の揺れを屋根に伝えることで、建物本体の揺れを軽減する技術です。免震装置には、ゴムや鉛などの柔軟な素材を使用したアイソレーターが用いられ、これが地震の揺れを吸収・変形することで、建物が強く揺れるのを防ぎます。通常、屋根免震では、屋根を支える柱部分に免震装置が設置されます。これにより、地震の揺れが建物本体に伝わるのを遮断し、建物の安全性を向上させます。 -
構造・工法に関すること
制震金物とは?地震の揺れを吸収する特殊部品
地震の揺れを吸収するために設計された特殊な部品が「制震金物」です。この部品が注目を集める理由は、地震の発生時にダンパーの役割を果たす「制震」機能にあります。制震とは、地震の揺れを吸収し、建物の揺れを軽減させる手法のことです。その仕組みは、制震金物が揺れに対して伸縮し、建物の揺れを抑制することによって、地震の衝撃を建物に伝わるのを防ぐというものです。 -
構造・工法に関すること
制振構造とは?地震に備えるマンションの構造を解説
制振構造とは、耐震構造にプラスして、地震の揺れを効率的に抑える構造のことです。耐震構造は地震の揺れに対して建物を壊れないようにするもので、制振構造はその揺れをより小さくすることを目的としています。 制振構造には、内部に制振ダンパーと呼ばれる装置を組み込むことで、地震の揺れを吸収・分散する仕組みが用いられます。制振ダンパーは、建物とは別に単独で動く構造になっており、揺れに対して反作用を生み出して揺れを打ち消します。 -
構造・工法に関すること
地震に強い「引抜防止付転がり免震支承」で建物を守る
「引抜防止付転がり免震支承」は、地震時の建物の揺れを軽減するために開発された画期的な免震装置です。通常の免震支承を改良したもので、従来よりも高い耐震性が期待できます。引抜防止機能が追加されているため、地震による過大な力が作用しても建物をしっかり固定することが可能です。この機能により、建物が地震の衝撃で基礎から引き抜かれるのを防ぎ、建物の崩壊を未然に防ぐことができます。 -
構造・工法に関すること
地震に強い家づくり!一戸建て用免震装置の仕組み
一戸建て用免震装置とは?住宅の基礎部分と建物の構造体を分離させることで、地震の揺れが建物に伝わるのを抑える装置です。免震層と呼ばれる空間を設け、そこに積層ゴムやダンパーといった免震部材を設置します。この免震部材が地震の揺れを吸収・変形することで、建物の上部が大きく揺れるのを防ぐ仕組みになっています。免震装置を取り入れることで、地震による建物の揺れを大幅に低減し、建物や住人の安全を守ることができます。
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