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その他
マグニチュードとは?地震の強さを表す単位
マグニチュードとは、地震の強さを数値で表す単位です。地震によって放出されるエネルギーの大きさを基に計算されます。マグニチュードは、地震波の振幅や周期などの測定値から算出され、対数スケールで表されます。つまり、マグニチュードが 1 増えるごとに、地震のエネルギーは約 32 倍増加します。 -
構造・工法に関すること
不動産用語『軽微』とは?
不動産業界で用いられる「軽微」という言葉は、損傷の程度を表す際に使われます。「軽微(損傷)」とは、通常、建物の機能や居住性を損なわず、簡単に修繕できる程度の損傷を指します。具体的には、壁に小さな傷やへこみがある、床にちょっとした傷がある、設備に軽度の不具合がある、などの程度が軽微(損傷)に該当します。ただし、「軽微」の定義は、物件の状況や当事者の認識によって異なる場合もあるため、契約時には詳細な確認が必要です。 -
構造・工法に関すること
擁壁とは?その役割と種類
擁壁とは、土などの地盤を安定させ、崩落や崩壊を防ぐ構造物です。擁壁は、道路や鉄道、住宅などの建設時に、地盤の傾斜や高低差がある場合に使用されます。 擁壁は、地盤を支える構造的な役割と、土圧を受け止める力学的な役割の両方があります。また、擁壁は、土砂災害の防止や景観の保全にも役立ちます。 -
構造・工法に関すること
建物を襲う地震力とは?
地震力の基礎知識 地震が発生すると、地面が激しく揺れるとしますよね。実はこのとき、建物にはさまざまな力地震力が働きます。地震力は、建物の質量、構造、揺れ方によって決まります。 地震力が大きくなると、建物の柱や梁、壁に負荷がかかり、最悪の場合には建物が倒壊する危険性があります。したがって、建物を設計・建設する際には、予想される地震力に対して十分な耐震性を確保することが重要です。 地震力の計算には、建物に働くさまざまな力を考慮する必要があります。例えば、建物の揺れによって生じる慣性力、地震波の周期によって生じる共振力、建物の上部と下部の揺れ方の差によるせん断力などがあります。これらの力を適切に考慮することで、建物が地震に耐えられるように設計することができるのです。 -
規制・制限に関すること
地震地域係数とは
地震地域係数とは、地震の際における建物の挙動を考慮して決定される数値で、建物の設計における地震力の大きさや建物の構造強度を左右する重要な要素です。この係数は、震源から建造物までの距離や地域特有の地盤条件などの情報を元に算出され、建物の耐震設計に反映されます。 -
その他
不動産用語解説:地震災害
-地震災害の定義- 地震災害とは、地震によって建物やインフラが損傷または破壊され、人的・物的被害が発生する現象を指します。地震は、地中の断層がずれ動いたり、マグマが上昇したりすることで発生します。 地震の強さは、震度やマグニチュードで表されます。震度は、震源地から離れた場所での地面の揺れ具合を示すもので、マグニチュードは、地震のエネルギーの大きさを表すものです。一般的に、震度が大きければ大きいほど、被害も大きくなります。 地震災害は、建物や構造物の倒壊、火災、津波、地盤の液状化など、さまざまな二次災害を引き起こす可能性があります。こうした災害は、人的・物的被害をもたらし、経済的にも大きな損失を招きます。 -
構造・工法に関すること
不動産用語解説:地震計とは
-地震計とは?- 地震計とは、地中における地震波を検出し、その振動を記録する装置のことです。地震波とは、地震の際に発生する地面の揺れが伝わっていく波動のことです。地震計は、地震の規模、震源地、発生時刻などを測定するために使用されています。 地震計は、一般的に頑丈な金属製の箱の中に収められており、その中には加速度計や速度計などのセンサが内蔵されています。センサは地面の振動を感知し、それを電気信号に変換します。これらの電気信号は、増幅器やフィルターによって処理され、記録装置に記録されます。記録されたデータは、地震学者によって分析され、地震の特性が明らかになります。 -
その他
地震火災への備えが命を守る
地震火災は、地震によって引き起こされる火災です。地震によって電気系統が破損したり、ガス管が破裂したりすると、火災が発生することがあります。地震で発生する火災は、震源付近だけでなく、震源から離れた場所でも発生する可能性があります。 -
その他
地震:基礎知識から種類まで解説
地震とは、地球の内部で蓄積された力が急激に放出されることで発生する、地表の振動です。プレートと呼ばれる巨大な岩盤が常に動いており、それらの境界で衝突や沈み込みが起こると、大きな力がたまります。この力が限界を超えると、岩盤が破壊されてエネルギーが放出され、地震が発生します。発生したエネルギーは、地震波となって地表を伝わって広がっていきます。地震は、マグニチュード(震源で放出されたエネルギーの大きさ)や震源の深さ、震源からの距離などによって、さまざまな影響をもたらします。 -
構造・工法に関すること
忘れちゃいけない!地震で危険な『共振現象』
共振現象とは、ある物体の固有振動数と外部から加わる振動数が一致したときに発生する現象です。例えば、地震の揺れが建物の固有振動数と一致すると、建物が激しく揺れ、倒壊する危険性があります。この現象は、地震だけでなく、橋の落下や機械の破損など、さまざまな場面で発生する可能性があります。 -
構造・工法に関すること
時刻歴応答解析をわかりやすく解説!地震に強い建物を建てるには?
地震に強い建物を設計・建設するために不可欠な時刻歴応答解析についてご紹介します。この解析では、現実的な地震動を建物に作用させて、建物の応答をシミュレーションします。具体的には、予測される地震の加速度を刻々と変化させた履歴(時刻歴)を建物に加え、建物がどのように揺れ、どこに大きな力がかかるかを計算します。この解析によって、建物の耐震性能を正確に評価し、地震に対する安全性を確保することが可能になります。 -
構造・工法に関すること
地震の揺れと地盤の「卓越周期」
地震の揺れを特徴づける重要なパラメータに「卓越周期」があります。卓越周期とは、地震波のスペクトルにおいて、最もエネルギーが集中する周期のことです。地震の揺れの強さは、建物の固有周期と卓越周期との関係によって大きく影響を受けます。 建物の固有周期は、建物の高さや構造によって決まり、地震波の卓越周期に近いほど、建物の揺れが大きくなります。これを共振と呼び、建物に大きな被害をもたらす可能性があります。逆に、建物の固有周期と卓越周期が大きく異なると、地震波のエネルギーが効率的に吸収されず、揺れが軽減されます。 -
構造・工法に関すること
不動産で大破とは?その意味と補修方法
大破の定義とは? 不動産における「大破」とは、建物の構造上主要な部分に重大な損害が発生し、居住に適さなくなった状態を指します。この定義に当てはまる例としては、柱や梁といった構造躯体の損傷、床の腐食、屋根の崩落などが挙げられます。また、大破に該当するかは、建物の規模や用途、損傷の程度によって判断されます。大破の認定は、専門家の構造調査によって行われます。 -
構造・工法に関すること
基礎免震構法で地震から建物を守る仕組み
基礎免震構法とは、建物の基礎部分に免震装置を設置する耐震技術です。免震装置は、建屋と地盤の間にクッションのような役割を果たし、地震の揺れを吸収・低減させます。 免震装置には、ゴムや鉛などの弾性体と、鋼材やコンクリートなどの耐震壁を組み合わせたものが用いられ、建物と地盤の間に設置することで免震層を形成します。この免震層があることで、地震の揺れが建物に直接伝わるのを防ぎ、建物の揺れを大幅に軽減することができます。 -
構造・工法に関すること
不整形な建物とは?地震リスクと耐震性評価
建築物の形が規則的でないものを不整形な建物と言います。たとえば、L字型、T字型、U字型などの形状や、突起物や凹みが多い建物が該当します。この不整形性は、地震時の挙動に影響を与える重要な要素となります。 -
構造・工法に関すること
損傷限界固有周期とは?
-損傷限界固有周期の定義- 損傷限界固有周期は、構造物が耐震性のない状態に至る前に、特定の地震動を受け入れることができる最大の固有周期のことです。この周期は、構造物の質量、剛性、減衰特性によって決まります。損傷限界固有周期を超えた地震動が加わると、構造物は弾性限界を超えて変形し、非線形挙動を示す可能性があります。この非線形挙動により、構造物に損傷が生じ、ひいては耐震性が低下する可能性があります。そのため、構造物の損傷を防ぎ、耐震性を確保することが望ましい場合には、損傷限界固有周期を考慮することが重要です。 -
構造・工法に関すること
活断層とは何か?地震リスクと調査の重要性
活断層とは何か? 活断層は、過去数万年の間に地震を発生させており、今後も地震が発生する可能性のある断層です。地震は地殻の移動によって発生し、活断層は地殻の境界に位置しています。断層は、地殻の2枚のプレートが互いにずれ、摩擦によって蓄積されたエネルギーが解放されると地震が発生します。 -
規制・制限に関すること
避難限界距離とは?災害時の徒歩避難距離の目安
避難限界距離とは、災害発生時に徒歩で避難できる最大の距離を指します。この距離は、災害の規模や種類によって異なりますが、一般的には半径200~300メートル程度と考えられています。これは、健常な成人が約5~10分で避難できる距離です。ただし、高齢者や障害者、幼児を連れて避難する場合は、この距離を超えないようにすることが重要です。また、避難の際に障害物や混雑が発生する可能性があることも考慮する必要があります。 -
構造・工法に関すること
層崩壊とは?種類、原因、対策
層崩壊とは、土壌層が重力によって滑り落ちる現象です。土壌層が十分な粘着力を失った場合や、斜面が急になったり、地下水が土壌を飽和させたりすると発生します。層崩壊では、大量の土壌が短時間で移動し、重大な被害を引き起こす可能性があります。 -
構造・工法に関すること
層間変形角とは?地震時の建物の変形を表す重要な指標
層間変形角は、地震時に建物が受ける変形を表す重要な指標です。これは、特定の2つの階層間の変形率を表し、一般的に1階の変形を基準として計算されます。つまり、1階を基準として2階がどれくらい変形したかを表すもので、パーセント (%) で表されます。 -
規制・制限に関すること
まれに発生する自然現象とは?不動産業界の基礎知識
まれに発生する自然現象とはとは、一般的な日常生活の中では滅多に起こらない、異常かつ局所的な気象現象のことを指します。これらには、短期間に大量の雨が降る豪雨、強風と激しい雷を伴う Gewitter(ゲヴィッター)、そして雪や氷の結晶が空から降る雹が含まれます。これらの現象は、通常は予測が難しく、発生すると周囲の環境に大きな影響を与えます。不動産業界では、これらの自然現象に対する理解と対策が、物件の価値や耐震性、安全性を確保するために不可欠なのです。 -
構造・工法に関すること
制震構造で安心!地震に強い建物の秘密
-制震構造とは?免震技術との違いは?- 制震構造とは、建物の揺れを軽減するための技術のことです。免震技術とは混同されがちですが、両者には明確な違いがあります。免震技術は、建物と地盤の間に免震装置を設置することで、地震の揺れを建物に伝えないようにするものです。一方、制震構造は、建物自体に制震装置を設置し、地震の揺れを吸収・分散させて建物の揺れを軽減します。免震技術と比べて安価に導入でき、既存の建物にも適用しやすいのが特徴です。 -
構造・工法に関すること
液状化現象のしくみと対策
液状化現象のメカニズムとは、地震の大きな揺れによって地下の土が水と混ざってドロドロの状態になる現象を指します。この状態になると、地盤が不安定になり、建物や橋などの構造物が大きく傾いたり、沈んだりすることがあります。液状化が発生しやすいのは、砂質のゆるい地盤で、水位が高い場所などです。揺れが強くなると、砂粒の間にあった水が圧縮され、砂粒が動いて液状化が発生します。 -
その他
地震の強さを表す震度階級
震度階級とは、地震の揺れを人々の体感や建物の被害によって数値化したものだ。地震の揺れは、震源の深さや震源からの距離などによって異なる。震度階級は、このような揺れの強さを、1 から 7 までの数字で表す。震度は、気象庁が全国約2,000地点に設置された震度計で観測される最大加速度や速度、揺れの持続時間などを基に算出される。
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