地盤改良– tag –
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構造・工法に関すること
柱状改良工法とは?その仕組みとメリット
柱状改良工法の仕組みは、地盤の軟弱層に柱状の円柱を築いて地盤を強化する方法です。まず、地盤に掘削孔を立て、ケーシングパイプを設置します。次に、ドリルビットで軟弱層を掘削しながら、ケーシングパイプの内側より掘削した土砂を混ぜながら、軟弱層にセメントミルクを注入します。セメントミルクが土砂と混ざり合うことで、地盤の強度が向上します。こうして地盤中に柱状の円柱が形成され、地盤の支持力が増大します。 -
構造・工法に関すること
不同沈下・不等沈下のしくみと対策
不同沈下とは、建物の各部分が異なる速度で沈むことを指します。これは、地盤が均一でなく、一部がより早く圧縮・沈下することで発生します。建物が均等に沈まない場合、その重量配分が変化し、建物にひび割れや傾斜などの構造上の問題を引き起こす可能性があります。 不同沈下の原因はいくつかあります。地盤の組成の不均一性は一般的な原因の一つで、土壌の種類や密度が異なるため、地盤の沈下率に差が生じます。また、地下水の存在も影響します。地下水位が高いと、地盤が軟化して圧縮されやすくなり、不同沈下が起きやすくなります。さらに、建物に隣接する土木工事や地震などの外的要因が、地盤のバランスを崩して不同沈下を引き起こすこともあります。 -
構造・工法に関すること
液状化現象のしくみと対策
液状化現象のメカニズムとは、地震の大きな揺れによって地下の土が水と混ざってドロドロの状態になる現象を指します。この状態になると、地盤が不安定になり、建物や橋などの構造物が大きく傾いたり、沈んだりすることがあります。液状化が発生しやすいのは、砂質のゆるい地盤で、水位が高い場所などです。揺れが強くなると、砂粒の間にあった水が圧縮され、砂粒が動いて液状化が発生します。
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