不動産業界の「先き物」とは?その仕組みと注意点
-先き物とは?-
先き物とは、不動産業界において、まだ建築が完了していない物件を販売する販売手法のことです。完成前に販売することで、早く物件を確保できます。しかし、完成していない物件を購入するため、完成後の品質や仕様が分からないというリスクもあり、注意が必要です。
具体的には、分譲マンションや戸建て住宅などの新築物件が完成する前に、販売が開始されます。購入者は、販売図面や模型をもとに物件の概略を確認しながら、購入の意思決定を行います。完成までの間は、購入代金の一定割合を支払うことになりますが、物件の引き渡しが完了するまでは、所有権は開発業者にあり、購入者は居住することはできません。