センター分かれの原則とは?宅建業者の媒介手数料について
-センター分かれの原則の仕組み-
センター分かれの原則とは、宅地建物取引業者が媒介する売買契約において、媒介手数料の負担を売主と買主が折半するという原則です。この原則は、取引の公平性を保つために定められています。
媒介手数料は、宅建業者が契約の締結に対して受ける報酬です。通常、手数料は物件価格の一定割合で設定され、契約が成立すると業者が売主と買主からそれぞれ半額ずつ受け取ります。この折半により、どちらの当事者も過剰な負担を負うことなく、業者に対する公平な報酬が確保されます。
センター分かれの原則は、宅地建物取引業法に基づいて定められており、業者がこの原則に従わない場合、手数料の受領は無効とされます。ただし、当事者が別途合意して媒介手数料の負担割合を変更することは可能です。