サンクンガーデンとは?地下空間を活用した新しい都市づくり
サンクンガーデンとは、地下空間を有効活用した都市空間の造り方のことです。起源は古代メソポタミアの地下都市にまで遡ることができ、人々の生活空間や礼拝所、貯蔵庫として利用されていました。ヨーロッパでは、中世の時代から地下室がワインの貯蔵庫や食料品の保管場所に用いられるようになり、19世紀には庭園を地下に設けるサンクンガーデンが誕生しました。日本では、1960年代頃より、地下空間に公園や商業施設を設けるサンクンガーデンの導入が進み、都市の緑化や公共空間の確保に活用されています。