スパンシールとは?建築物における役割と活用例
-スパンシールの仕組みと特性-
スパンシールは、合成繊維でできた柔軟性の高いシート状の材です。特有の編み込み構造によって、縦方向には非常に高い引張強度を有しますが、横方向にはほとんど伸縮しません。この性質を利用して、建築物においては主に荷重を分散させる役割を果たします。
スパンシールの大きな特徴の一つは、軽量性です。鉄骨などと比較しても非常に軽いので、軽量化が求められる建築物では特に有効です。また、柔軟性に優れているため、曲面など複雑な形状の構造にも容易に適応させることができます。さらに、耐食性にも優れており、屋外での使用にも適しています。