つくばい– tag –

手水鉢とは、神社や寺などに設置されている神聖な水盤のことを指します。参拝前に手を洗ったり口をすすいだりする際に使用され、神様や仏様への礼儀作法として欠かせないものです。また、手水鉢には穢れを祓い、清浄な状態にするという浄化の役割もあります。

つくばいとは、日本の伝統的な庭園で用いられる手水鉢のことです。水盤と呼ばれる浅い石造りの容器で、小さな竹筒から水が滴り落ちています。古くは茶道において、茶室に入る前に手を清めるために用いられ、現在では和風庭園の重要な要素として、景観をより風雅に演出しています。つくばいは、自然石を加工したものや、石造りで作られたものなど、さまざまな形状と大きさがあります。