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回復登記とは?滅失と抹消の違いや手続きを解説

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回復登記とは?滅失と抹消の違いや手続きを解説

不動産取引の初心者

回復登記について教えてください。

不動産の研究家

回復登記とは、消滅した登記または抹消された登記を復旧するための登記です。

不動産取引の初心者

消滅回復登記と抹消回復登記の違いは何ですか?

不動産の研究家

消滅回復登記は、火災や紛失などで登記簿が失われた場合に行われ、抹消回復登記は、誤って抹消された登記を回復するために用いられます。

回復登記とは。

不動産の登記に関する「回復登記」とは、一度消滅したり抹消された登記を元に戻すための登記です。回復登記には「滅失回復登記」と「抹消回復登記」の2種類があります。

滅失回復登記は、登記簿の一部または全部が火災や紛失によって失われた場合に申請されます。登記権利証があれば単独で申請できます。

一方、抹消回復登記は、不適切に抹消された登記を元に戻すものです。利害関係者がいればその承諾書か、それに対抗できる裁判の判決書が必要です。ただし、回復された抹消登記をもう一度抹消することはできません。

回復登記の概要

回復登記の概要

回復登記の概要

回復登記とは、一度抹消された登記を再び復活させる登記手続きです。登録免許税などの税金を納付せず放置されていたり、虚偽の登記がされていた状態から、本来的に正しい登記状態に戻すことを目的としています。抹消とは違い、完全に登記記録を消去するのではなく、過去の登記が再び有効となるように復元する手続きです。手続きは裁判所の判決や調停調書などによって回復登記の根拠となる権利が証明されている必要があり、その後、所定の書類を登記所に提出して行われます。

滅失回復登記とは

滅失回復登記とは

滅失回復登記とは、一度滅失登記されてしまった不動産の所有権を回復させる登記のことです。滅失登記とは、例えば建物を解体して更地にした場合や、土地が河川に飲み込まれた場合など、不動産が物理的に存在しなくなったときに、所有権を失わせる登記です。

しかし、後に不動産が再び現れたり、所有権が復活したりした場合には、滅失登記を抹消して所有権を回復するための登記が必要となります。この手続きを滅失回復登記といい、滅失登記の抹消と新しい所有権の登記を同時に行います。

抹消回復登記とは

抹消回復登記とは

抹消回復登記とは、すでに抹消された登記に関する情報を復元する手続きのことを指します。建物が解体された場合などに登記を抹消しますが、その後に再建築されることがあれば、抹消した登記を復元する必要があります。抹消回復登記では、以前の登記情報をもとに、新しい登記情報を復元します。この手続きにより、登記簿上の情報が実際の状況と一致し、不動産取引や登記手続きが円滑に行えるようになります。

回復登記の手続き

回復登記の手続き

回復登記とは、一度抹消された権利を復活させる制度です。抹消とは、不動産登記簿から権利を削除することですが、抹消された権利が生存していることが判明した場合に、回復登記によって権利を復活させます。

回復登記の手続きは、権利者が管轄の法務局に回復登記の申請書を提出する必要があります。申請書には、抹消された権利の詳細、権利が生存している証拠などが記載されます。

法務局は申請書を受理すると調査を行い、権利が生存しているかどうかを確認します。調査の結果、権利が生存していると認められれば、登記簿に回復登記がなされます。

ただし、抹消後一定期間が経過した権利については、原則として回復登記できません。また、他の権利者が登記されている場合など、回復登記ができないケースもあります。

回復した抹消登記の再抹消

回復した抹消登記の再抹消

回復した抹消登記の再抹消

回復登記とは、一度抹消された登記を元の状態に戻す手続きですが、その回復された登記を再び抹消する場合は、再度抹消登記を行う必要があります。この再抹消の手続きは、最初の抹消登記と同じように、登記所の窓口で行います。ただし、再抹消には通常の抹消登記とは異なる点があります。それは、抹消する登記が回復登記であることを証明する書類が必要になるということです。この書類は、回復登記の際にもらえる登記識別情報通知書などを使用することができます。再抹消の手数料は、通常の抹消登記と同じ費用がかかります。

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