リゾートクラブ会員権ってなに?仕組みや種類を解説
不動産取引の初心者
「リゾートクラブ会員権」ってどういう意味ですか?
不動産の研究家
リゾート地で宿泊施設やスポーツ施設などを利用できる権利がある会員制度のことです。
不動産取引の初心者
預託金とか共有制とかいろいろあるんですか?
不動産の研究家
はい。預託制では事業者に預託金を預けます。共有制ではリゾート施設を会員で共有します。併用性もあります。
リゾートクラブ会員権とは
リゾートクラブ会員権とは、リゾート地の宿泊施設、スポーツ施設、付帯設備、サービスを利用できる権利です。
会員制度の種類には、預託制(事業者に預託金を預ける)、共有制(リゾート施設を会員が共有する)、これらの併用があります。
預託制のリゾートクラブ会員権は訪問販売法の対象ですが、共有制と併用制は宅地建物取引業法の対象となります。
指定されたリゾート施設を利用できる権利のこと|リゾートクラブ会員権
リゾートクラブ会員権とは、指定されたリゾート施設を利用できる権利のことです。
一般的には、年間使用料を支払うことで、一定期間や回数、特定の施設を利用できるようになります。
リゾートクラブ会員権は、ホテルやコンドミニアムなどの宿泊施設、ゴルフ場、レストランなどの施設を利用する際に、宿泊費や利用料が割引されたり無料になったりします。
また、特典や優先予約などのサービスを受けられる場合もあります。
リゾートクラブ会員権の種類
リゾートクラブ会員権には、大きく分けて2種類があります。
1つ目はポイント会員権です。
これは、あらかじめ決められたポイントを付与されており、そのポイントを使って宿泊施設やアクティビティなどを利用できます。ポイント数は会員の種類や時期によって異なります。
2つ目は権利会員権です。
こちらは、毎年決まった期間や施設を優先的に利用する権利を保証するものです。使用可能な期間や施設は会員権の種類によって異なります。
ポイント会員権に比べて利用料が安い傾向がありますが、柔軟性に欠けるというデメリットもあります。
預託制リゾートクラブ会員権
預託制リゾートクラブ会員権では、会員は一定額を運営会社に預託します。
預託された資金は、リゾート施設の運営や管理に使用されます。
会員は、預託期間中、提携するリゾート施設を一定期間利用する権利が与えられます。
預託期間が終了すると、預託した金額が返還されます。
このタイプのリゾートクラブ会員権は、現金で支払うことが一般的ですが、ローンを組んで購入することも可能です。
預託制会員権は、長期的な視点でリゾート施設を利用したい人に適しています。
共有制リゾートクラブ会員権
共有制リゾートクラブ会員権では、複数の会員が特定のリゾート施設の共有権を保有しています。
このタイプの会員権を購入すると、会員はこの施設を使用する権利を取得できます。
会員の利用頻度に応じて事前予約ができるシステムが一般的ですが、会員の利用頻度が少ない場合には、権利を譲渡したり、レンタルしたりすることもできます。
他の会員と施設を共有するため、他のタイプに比べて会員権の取得費用が比較的安くなるのが特徴ですが、利用できる期間や曜日が制限される可能性があります。
共有制リゾートクラブ会員権は、年間を通して定期的にリゾートを利用したい人や、複数のリゾート施設を利用したい人に適しています。
併用制リゾートクラブ会員権
併用制リゾートクラブ会員権とは、複数の提携リゾート施設を利用できる会員権のことです。
使用期間や利用回数が決められており、施設によっては別途料金が必要になる場合があります。
このタイプでは、1つのクラブで契約した会員権に加えて、提携クラブの施設も利用できます。
そのため、より幅広いリゾート施設の選択肢が得られます。
ただし、提携クラブの施設を利用する際は、通常は優先順位が低くなります。