住民税とは?仕組みや種類を解説!

不動産取引の初心者
先生、『住民税』ってどんな税金ですか?

不動産の研究家
『住民税』は、個人に課される「個人住民税」と法人に課される「法人住民税」の総称だよ。

不動産取引の初心者
個人と法人で税金の種類が違うんですね。

不動産の研究家
そうだね。そして、個人住民税は所得税と定額税を合わせて納めるんだ。
住民税とは。
「住民税」とは、地方税の一種で、「市町村民税」(東京都の23区では「特別区民税」)と「都道府県民税」の総称です。
住民税には、個人に課される「個人住民税」と、企業に課される「法人住民税」があります。
個人住民税と法人住民税の計算方法は、前年の所得金額に応じた「所得割」と、一定額を納める「均等割」を合計したものになります。所得割の税率は均一で、都道府県民税が4%、市町村民税が6%の合計10%が課されます。
住民税とは?定義と種類

住民税とは、地方公共団体が住民に対して課す税金です。地方自治体の運営に必要な財源を賄うため、住民が地域に居住していることに対して納税義務が発生します。住民税には、所得に応じた所得割、不動産の所有状況に応じた固定資産割、そして自動車の所有状況に応じた自動車税があります。
個人住民税の概要

個人住民税は、住民一人ひとりが市町村に納める直接税です。住民税は、所得税や法人税と同様に、国税と地方税に区分されています。
個人住民税の仕組みは、まず国税の所得税を計算し、その所得税額の一定割合(10%)を地方税の住民税として納付するというものになっています。この地方税の住民税は、さらに均等割と所得割という2つの種類に分けられています。
法人住民税の概要

続いて、法人住民税について見ていきましょう。法人住民税は、都道府県または市町村に本社や支店を置く法人に対して課される税金です。その仕組みは、法人の所得に対して一定の税率を適用して税額を算出するもので、個人住民税と同様です。法人住民税には、普通法人税と特別法人税という2つの種類があります。普通法人税は、すべての法人に課される基本的な税目で、特別法人税は特定の業種や規模の法人に課される税目です。法人住民税は、法人が事業を行う地域に納付され、自治体の税収を支える重要な財源となっています。
住民税の仕組み

住民税の仕組み
住民税は、地域に住むすべての住民に課せられる地方税です。各地方自治体が定める条例に基づいて徴収され、自治体の財源として活用されています。住民税は、個人住民税と法人住民税に分けられます。
個人住民税は、住民が前年に得た所得に対して課税されます。所得の種類に応じて、各種の所得税率が定められています。一方、法人住民税は、法人が前年に得た利益に対して課税されます。税率は、各地方自治体によって異なります。
住民税は、住民票のある住所地の自治体より納付通知書が送付されます。納付期限は、原則として5月と11月の年2回です。住民税は、地域の発展や公共サービスの維持に活用されています。
住民税の税率と計算方法

-住民税の税率と計算方法-
住民税は、都道府県民税と市町村民税を合わせたものであり、地方税の中で最も大きな収入となっています。税額は、前年の所得に対して課せられる方式がとられています。税率は都道府県と市町村によって異なり、それぞれ「均等割」と「所得割」の2つがあります。
均等割は、所得に関係なく、一定の金額が課されるものです。一方、所得割は所得に応じて税率が段階的に上がっていく方式です。
住民税の計算方法は、所得から必要経費や控除額などを差し引いた「課税対象所得」に対して、それぞれの税率を適用して税額を算出する、という流れとなります。控除額には、基礎控除や扶養控除などがあり、それらによって税額が軽減されます。