不動産用語の基礎①「公道」って何?

不動産取引の初心者
先生、不動産関連の用語『公道』について教えてください。

不動産の研究家
『公道』とは、一般に国や地方公共団体など公的主体が一般交通の用に供する道路のことです。

不動産取引の初心者
道路法に定められている高速自動車国道、一般国道などですね。ところで、林道はどうなのでしょうか?

不動産の研究家
林道は土地改良法に基づき開設・維持管理されている道路ですが、公法的な保護・助成を受けつつも特殊な規制があり、私道というよりは公道としての性格が強いと考えられています。
公道とは。
不動産業界で「公道」と呼ばれるのは、国や地方自治体などの公的機関が、一般的に人が通行できるように提供している道路のことです。具体的には、道路法で定められている高速自動車国道、一般国道、都道府県道、市町村道などが公道に該当します。
また、自動車道(一般自動車道と専用自動車道)や林道(国有林林道と民有林林道)も、公的な保護や支援を受けて開設・管理されています。しかし、これらの道路には特別な規制があり、所有者が自由に処分することは認められていません。そのため、これらの道路も私道よりも公道の性質が強いものと考えられます。
公道とは何か?

公道とは何か?
公道とは、国や地方自治体などが所有している道路や歩道などの公共施設のことです。一般の方が自由に通行したり通行したりできます。一方、私有地を通る道路や歩道などは私道と呼ばれ、公道ではありません。
道路法上の公道

「道路法上の公道」では、法律上の「公道」の定義が取り上げられます。道路法では、「公道」とは一般交通の用に供される道路とされています。つまり、不特定多数の車両や歩行者が通行できる道路が「公道」にあたります。
ただし、道路法ではさらに、地方公共団体が管理する道路のみが「公道」と定義されています。そのため、国が管理する「国道」や「高速自動車国道」などは、道路法上の「公道」からは除外されています。
道路運送法上の公道

「道路運送法上の公道」とは、道路運送車両に関する法律である道路運送法において定義されている公道のことで、以下の要件を満たしたものとされています。
* 国が管理している自動車専用道路
* 都道府県が管理している一般国道、主要地方道、一般県道
* 市町村が管理している市町村道
この定義によると、私有地や私道は道路運送法上の公道には含まれません。また、高規格幹線道路等、一部の自動車専用道路は道路管理者によって道路運送法上の公道とされていない場合があります。
土地改良法上の公道

-土地改良法上の公道-
土地改良法上の公道とは、土地改良事業によって新しく造成されたり、拡幅や改良された道路のことで、一般に「農道」と呼ばれるものです。この公道は、農業生産の効率化や災害時の避難経路を確保するために整備されます。所有権は、通常、事業を行う市町村や土地改良区にあります。
土地改良法上の公道は、原則として農業用とみなされ、一般車両の通行が制限されることがあります。ただし、特定の条件を満たせば、一般車両の通行が許可される場合もあります。たとえば、生活道路として周辺住民に広く利用されている場合や、農作業や資材運搬に支障がないことが確認された場合です。
私道と公道の違い

「私道と公道の違い」
不動産用語で「公道」とは、道路交通法上で公衆の通行が認められた道路のことを指します。一方、「私道」とは公道以外の道路で、不特定多数の者が利用できないものを指します。私道は一般的に、特定の土地や建物へのアクセスを目的として設けられたものであり、所有者や関係者のみが通行できます。
公道と私道には、以下のような違いがあります。
* -通行権- 公道は誰でも自由に通行できますが、私道は所有者や関係者のみが通行できます。
* -管理責任- 公道は普通地方公共団体が管理しますが、私道は所有者や関係者が管理します。
* -通行料- 公道は無料ですが、私道では通行料が徴収される場合があります。
* -建築基準法の適用- 公道は建築基準法の適用を受けますが、私道は適用されない場合があります。