不動産鑑定士ってなに？必要な資格と業務内容を解説

2024-03-24

不動産鑑定士ってなに？必要な資格と業務内容を解説

不動産取引の初心者

すみません、不動産関連の用語『不動産鑑定士』について教えてください。

不動産の研究家

不動産鑑定士は、国土交通省の試験に合格した者で、国土交通大臣への登録を行った者を指します。

不動産取引の初心者

不動産鑑定士補について教えてください。

不動産の研究家

不動産鑑定士補は、不動産鑑定士試験の2次試験に合格し、2年以上の実務経験を積んだ方が登録できます。

不動産鑑定士とは。

不動産業界によく使われる用語に「不動産鑑定士」があります。国土交通省が毎年行っている不動産鑑定士試験の一部（一次試験）に合格し、国土交通大臣に登録された者を「不動産鑑定士補」と呼びます。不動産鑑定士補として登録するには、不動産鑑定士試験の二次試験に合格し、さらに2年以上の実務経験を積んでいる必要があります。

不動産鑑定士とは？

不動産鑑定士とは、不動産の価値を客観的に評価する専門家です。土地や建物などの不動産に関する、権利関係、利用状況、収益性、市場動向などを総合的に分析し、適正な価格を判断・鑑定します。不動産の売買や相続、抵当権の設定などの際に、不動産の価値を公正に評価する役割を担っています。

不動産鑑定士になるには？

不動産鑑定士になるには、不動産鑑定士補資格を取得し、その後一定期間の実務経験を積み、不動産鑑定士試験に合格する必要があります。不動産鑑定士補資格を取得するには、大学や専門学校などで不動産鑑定士補課程を修了し、試験に合格することが必要です。不動産鑑定士試験は、不動産鑑定士協会が実施する3段階に分かれた試験で、知識・技能・倫理に関する内容が出題されます。実務経験は、不動産鑑定士事務所や金融機関などで実務を積むことで取得できます。

不動産鑑定士補とは？

「不動産鑑定士補」とは、不動産鑑定の知識や実務を学び、不動産鑑定士の監督下で不動産鑑定業務に従事する人のことです。不動産鑑定士の資格を取得するための道の第一歩であり、通常は大学院で不動産鑑定に関する科目を受講し、不動産鑑定士補試験に合格する必要があります。不動産鑑定士補としての実務経験を積んだ後、不動産鑑定士資格試験に合格することで、不動産鑑定士として独立開業することが可能です。

不動産鑑定士の業務内容

不動産鑑定士の業務内容は多岐に及び、不動産に関するさまざまな評価を行います。主な業務として、以下が挙げられます。

* -不動産価格の鑑定- 建物や土地などの不動産の価値を評価し、適正な価格を算出します。これは、売買や抵当権設定などの取引の際に必要となります。
* -補償金の算定- 道路建設などの公共事業によって不動産が取得された場合、土地所有者に対して支払われる補償金の金額を算定します。
* -収用価格の査定- 国や地方公共団体が公共事業のために不動産を取得する場合、その価格を査定します。
* -賃貸借料の査定- 家賃が適正かどうかを調べ、借主と貸主の間で適切な賃貸料を設定します。
* -資産評価- 企業や個人の不動産を財務諸表上での評価額を算定します。