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組積構造とは?耐震性や特徴を解説

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組積構造とは?耐震性や特徴を解説

不動産取引の初心者

先生、組積構造ってなんですか?

不動産の研究家

れんがや石、コンクリートブロックを積み上げていく構造方法のことだよ。ヨーロッパでは地震が少ないから適してるけど、わが国では地震が多いので、特別に補強しないとだめなんだ。

不動産取引の初心者

特別に補強って具体的には?

不動産の研究家

構造計算で安全性を確かめて、高さ13m、軒の高さ9m以下にすることだよ。これによって耐震性を高めるんだ。

組積構造とは。

「組積造」と呼ばれる不動産用語は、レンガ、石、コンクリートブロックなどの素材をモルタルで接着し、積み重ねていく構造手法を指します。この構造方法は、ヨーロッパのように地震の少ない地域では、主に垂直方向の荷重のみを考慮すれば済むため適しています。

しかし、地震が多い日本では耐震性の観点から、特別な補強措置を施し、構造計算で安全性が確認された場合を除き、建物の高さは13メートル、軒の高さが9メートル以下と規制されています。

組積構造とは

組積構造とは

-組積構造とは-

組積構造とは、地震に対して優れた耐震性を発揮する建築構造の一つです。煉瓦や石、コンクリートブロックなどの小さな部材を積み重ねて壁を築く工法で、部材同士をモルタルなどで接着して強度を高めています。組積壁は、横方向に加わる力を受け止め、壁に沿って荷重を分散させるため、地震時でも全体が倒壊しにくくなります。さらに、部材の積み重ね方によって、さまざまな形状や複雑な意匠を表現できるという特徴があります。

組積構造の特徴

組積構造の特徴

組積構造の特徴

組積構造は、レンガやブロックなどの小さな単位を積み重ねて構築する工法です。その特徴として、まず挙げられるのが耐震性の高さです。積み重ねた単位同士が相互に噛み合って安定しており、地震などの横揺れに対する耐性があります。さらに、防火性も優れています。レンガやブロックは不燃材料であるため、火災の延焼を防ぎます。また、吸湿・放湿性にも優れているため、室内の湿度を調節する効果もあります。ただし、鉄筋コンクリート造に比べて断熱性が低く、また、開口部の設置に制限があるため、採光や換気を確保する工夫が必要です。

組積構造の耐震性

組積構造の耐震性

組積構造の耐震性は、石やコンクリートブロックなどの積み重ねて構造体を作る工法です。この工法は、地震の揺れに対して高い耐性を示します。ブロックの重さが建物を安定させ、さらに積み重ねた各ブロックが相互に連結することで、地震時の力を分散させる働きをします。また、ブロック間のモルタルの粘着性により、ブロックがずれにくくなり、耐震性がさらに向上します。さらに、組積構造は、鉄筋の追加によりさらに耐震性を高めることができます。鉄筋をブロックの心部に挿入することで、ブロックの引張強度が向上し、地震時の変形を抑えることができます。

わが国における組積構造の制限

わが国における組積構造の制限

わが国における組積構造の制限

日本では、地震の発生頻度が高く、耐震性に優れた建築物が求められています。組積構造は一般的に耐震性に優れていますが、わが国では地震による被害を軽減するために、建築基準法によって組積構造の適用に制限があります。

具体的には、木造以外の地上10階建て以上の建築物や、地震力が標準的な値を超える地域では、組積構造の使用が制限されています。これは、高層化や地震力の大きい地域では、組積構造の耐震性が確保できない可能性が高いためです。また、壁式構造などの耐震性の高い構造を採用する必要があります。

まとめ

まとめ

まとめ

組積構造とは、レンガ、ブロック、石材など個々のユニットを積み上げて建造する構造で、長年、耐久性と耐震性に優れた建物に使用されてきました。組積構造は、高い圧縮強度に優れ、地震時の揺れによる衝撃に耐えることができます。また、火災にも強く、構造材が火災によって崩壊するのを防ぎます。さらに、組積構造は通気性にも優れ、内部の湿気を排出することで結露やカビの発生を抑制します。これら耐久性と耐震性に優れた特徴により、組積構造は、住宅や商業施設、歴史的建造物など、さまざまな用途に使用されています。

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