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L2地震動:知っておくべき地震の揺れ

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L2地震動:知っておくべき地震の揺れ

不動産取引の初心者

先生、L2地震動ってなんですか?

不動産の研究家

L2地震動というのは、とてもまれに起こる大きな地震によって起きる強い揺れのことで、建物が倒れたり、外壁が崩れて人がケガをする可能性があるほどの地震動のことだよ

不動産取引の初心者

建築基準法では、建物の耐震性能をどう表しているんですか?

不動産の研究家

等級1、等級2、等級3の3段階で表していて、「L2地震動に対応」という表現は使っていないよ

L2地震動とは。

不動産業界で使われる「L2地震動」とは、ごくまれに発生する大規模地震によって引き起こされる非常に強い揺れのことです。この地震動が起きると、甚大な被害が発生する恐れがあります。

建築基準法では、建物の設計段階で、このL2地震動に対して、建物が倒壊したり、外壁がはがれ落ちたりして人命に危害が及ぶような重大な破損が生じないようにすることが求められています。

ただし、現在の基準法では、建物の耐震性能を「等級1」「等級2」「等級3」で表しており、「L2地震動に対応」という表現は用いられていません。

L2地震動とは?

L2地震動とは?

L2地震動とは?

L2地震動とは、遠地地震が発生した際に、地震発生から数分〜数十分後に発生する長い周期の揺れのことです。L2地震動は、地震波が地球の内部で複雑な経路をたどって伝わることで引き起こされます。この長い周期の揺れは、建物や構造物に共振を引き起こしやすく、大きな被害をもたらす可能性があります。L2地震動は、数百キロメートル離れた場所でも観測されることがあり、震源の規模が大きいほど、発生する確率が高くなります。

建築基準法におけるL2地震動

建築基準法におけるL2地震動

建築基準法におけるL2地震動

建築基準法では、地震の揺れに対する建物の耐震性を確保するため、L2地震動が定められています。L2地震動とは、観測される可能性がある最大の地震動を想定して、その8割強の値として定義されています。建築物は、このL2地震動に対して、倒壊や崩壊しない程度の耐震性を有することが求められています。また、用途に応じて、L2地震動の大きさは異なります。例えば、重要文化財や病院などでは、より厳しいL2地震動が設定されています。建築基準法に基づくL2地震動の検討は、建物の耐震設計において重要な役割を果たしています。

耐震等級とL2地震動

耐震等級とL2地震動

-耐震等級とL2地震動-

耐震等級は、建物が地震に対してどの程度の揺れに耐えられるかを表す指標です。L2地震動とは、震度6強から7程度を想定した地震の揺れです。耐震等級は、1から3まで3段階あり、数字が大きいほど耐震性能が高くなります。耐震等級1は、L2地震動で倒壊しない程度の耐震性能です。耐震等級2は、L2地震動で部分的な損傷は受けるものの、倒壊しない程度の耐震性能があります。耐震等級3は、L2地震動でもほとんど損傷を受けない程度の耐震性能とされています。

L2地震動が起こった場合の被害想定

L2地震動が起こった場合の被害想定

L2地震動が起こった場合の被害想定

L2地震動が発生すると、甚大な被害が予想されています。大規模な揺れにより、建物の倒壊橋梁の損壊地盤の液状化などのインフラ被害が懸念されています。また、大規模な火災が発生し、延焼する可能性も高くなります。さらに、津波が発生すれば、沿岸部は甚大な被害を受けることが予想されています。経済的損失も膨大で、都市機能が麻痺し、産業活動に大きな影響を与えます。

L2地震動への備え

L2地震動への備え

L2地震動への備えは、L2地震動の危険性に対処するために不可欠です。L2地震動は比較的発生頻度の低い地震波ですが、大きな損傷や生命の危険をもたらす可能性があります。したがって、このような事態に備えて適切な対策を講じておくことが重要です。備蓄食料や水の確保、災害用リュックの準備、建物の耐震補強、家具の固定などが有効な対策です。また、災害時の避難経路や集合場所を確認し、家族や近所の人と連絡を取り合える方法を確保しておくことも重要です。

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