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防火ダンパーとは?仕組みと役割を徹底解説

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防火ダンパーとは?仕組みと役割を徹底解説

不動産取引の初心者

先生、「防火ダンパー」について教えてください。

不動産の研究家

防火ダンパーとは、建物の防火区画を貫通するダクトに取り付けられる、火災時の延焼防止を目的としたダンパーのことです。

不動産取引の初心者

どのようにして機能するのですか?

不動産の研究家

防火ダンパーには溶融ヒューズが取り付けられており、火災時に温度が上がると溶けてダンパーを閉じ、ダクト内の火炎や煙の拡散を防ぎます。

防火ダンパーとは。

「防火ダンパー」とは、建物の空気を循環させるダクト内に設置される、火災時に延焼を防ぐための装置です。火災の熱や煙の移動を阻止するために使用されます。

防火ダンパーは、建物の防火区域を貫通するダクトに取り付けられます。各ダンパーには、一定の温度を超えると溶けて作動する溶融ヒューズが取り付けられています。火災発生時にダクト内に熱風が流入すると、ヒューズが溶けてダンパーが自動的に閉じ、ダクト内の火炎や煙の拡散を防ぎます。

キッチンの排気ダクトなどの高温になりやすい部分には、より高い温度に設定されたヒューズが取り付けられています。これにより、瞬間的に高温になる場合でも、不必要にダンパーが作動しないように配慮されています。

防火ダンパーの仕組み

防火ダンパーの仕組み

防火ダンパーの仕組みは、火災の発生時に空気の流入・排出を防ぎ、煙や熱の拡散を抑制することです。ダンパーは、通常は開いていますが、火災の発生時に火災報知器や煙感知器からの信号を受け取ると、ダンパーは素早く閉じます。ダンパーは、鋼鉄やアルミニウムなどの耐火性のある材料で作られており、溶融や変形することなく、一定の耐火時間保持することができます。ダンパーは、送風機、ダクト、または壁や床の開口部などの空調システムのさまざまな場所に設置できます。

防火ダンパーの役割

防火ダンパーの役割

-防火ダンパーの役割-

防火ダンパーは、火災時に火と煙の拡散を防止する重要な設備です。火災が発生すると、熱や煙により防火ダンパーのヒューズが溶解し、ダンパーブレードが閉じます。これにより、火災による熱や煙がダクトやシャフトなどの空調システムを通じて他のエリアに拡散されるのを防ぎます。

防火ダンパーは、人命保護と財産保護に貢献します。火災時に火と煙の拡散を抑制することで、建物内の避難者を安全に避難させ、火災による被害を最小限に抑えることができます。また、防火ダンパーは、火災の拡大を防止し、消火活動の効率を高める役割も果たします。

防火ダンパーの設置場所

防火ダンパーの設置場所

防火ダンパーの設置場所は、火災の延焼を防ぐことが求められる場所に定められています。具体的には、以下のような場所が該当します。

* 避難経路につながる通路や階段など
* 煙や熱が逃げやすい開閉部の多い場所
* 火災が発生しやすい厨房や機械室など
* 火災が拡大しやすい倉庫や工場など

また、防火ダンパーを設置する際には、適切な間隔で配置したり、障害物がないように設置したりすることが重要です。これにより、火災発生時に防火ダンパーが確実に作動し、火災の延焼を阻止することができます。

キッチンの排気ダクトの防火ダンパー

キッチンの排気ダクトの防火ダンパー

キッチンの排気ダクトに設置される防火ダンパーは、火災時における排気ダクトからの延焼を防ぐ重要な設備です。通常、排気ダクトは建物から外に煙や熱を排出する役割を担いますが、火災が起きると排気ダクトが煙や火の伝播経路となってしまう可能性があります。防火ダンパーはこのリスクを低減するために設置され、火災発生時に自動的に作動し、排気ダクトを塞ぎます。これにより、火災の拡大を防ぎ、他の部屋や建物全体への被害を最小限に抑えます。

防火ダンパーのメンテナンス

防火ダンパーのメンテナンス

防火ダンパーのメンテナンスは、その機能を維持し、火災時に安全を確保するために不可欠です。定期的な検査と清掃により、可動部の動作確認、ダンパーブレードの清掃、潤滑剤の塗布を行うことで、ダンパーがスムーズに開閉し、火災の拡大を防止することができます。また、耐火性コーティングの損傷や腐食の点検も行い、必要に応じて修理や交換を行います。これにより、防火ダンパーは火災の脅威から建物を効果的に保護し続けることができます。

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