MENU

エンジニアードウッドとは?種類と特徴を解説

目次

エンジニアードウッドとは?種類と特徴を解説

不動産取引の初心者

「エンジニアードウッド」とはどんなものですか?

不動産の研究家

木材を薄く切ったり、細かく砕いたりしたものを接着剤で固めたもので、強度特性が計算・評価・保証されている製品だよ。

不動産取引の初心者

具体的にはどんな製品がありますか?

不動産の研究家

構造用集成材や構造用パネル、構造用LVL、PSLなどが挙げられるよ。

エンジニアードウッドとは。

「エンジニアードウッド」とは、不動産用語のひとつです。木材を薄くスライスしたり細かく砕いたりしたものを接着剤などで固めて作られたもの、またはその二次加工品で、強度が計算・評価・保証された製品を指します。「EW」と略されることもあります。

具体的には、構造用の集成材やパネル(OSBなど)、LVL(単板積層材)、PSL(割り箸のような形状の軸材)などが含まれます。工業的に製造された造作用の集成材や一般的なパーティクルボード、MDF(中質繊維板)などは、構造用としての強度保証がなければ、エンジニアードウッドには含まれません。

エンジニアードウッドの定義

エンジニアードウッドの定義

エンジニアードウッドとは、複数の木材層を接着剤で重ね合わせて作られた複合木質素材です。これにより、優れた強度、安定性、耐水性を実現しています。表面には本物の木材の削り出しや木目模様のプリントが施されており、見た目は天然の木材とほとんど変わりません。

エンジニアードウッドの種類

エンジニアードウッドの種類

エンジニアードウッドの種類

エンジニアードウッドは、製法や材料によってさまざまな種類に分けられます。一般的には、層の構成によって分類されます。

* -3層構造-最も一般的なタイプで、表面材、コア材、裏材の3層で構成されています。表面材は耐久性に優れたハードウッド、コア材は安定性を高めるソフトウッド、裏材はバランスを保つ役割を果たします。
* -多層構造-3層構造に類似していますが、コア材が複数の層に分かれています。これにより、より安定性と耐久性が向上します。
* -化粧合板コア-表面材に合板を使用したタイプです。合板は薄くスライスした木材を重ね合わせて作られており、強度と安定性を提供します。
* -HDFコア-表面材の下に高密度ファイバーボード(HDF)を使用したタイプです。HDFは耐久性に優れ、水分にも強いという特徴があります。

構造用集成材(LVL)

構造用集成材(LVL)

構造用集成材(LVL)とは、細い木材を繊維方向に重ね合わせて接着剤で圧着して作られた集成材の一種です。LVLは、強度と安定性に優れ、床や壁、屋根などの構造材として使用されています。LVLは寸法安定性が高く、反ったり曲がったりすることがほとんどありません。また、木材の欠点である節や割れが少ないため、均一で美しい見た目をしています。LVLは、環境に配慮した建築材料として注目されており、住宅や商業施設の建設で使用されています。

PSL(単板積層材)

PSL(単板積層材)

PSL(単板積層材)は、エンジニアードウッドの一種で、薄い単板を膠で接着して作られます。構造用合板と似ていますが、PSLはより厚く、幅も広いです。その高い強度と寸法安定性により、梁、桁、柱などの構造用途に適しています。住宅や商業施設の建設で広く使用され、木材を節約し、環境に配慮したソリューションを提供します。

エンジニアードウッドの用途

エンジニアードウッドの用途

-エンジニアードウッドの用途-

エンジニアードウッドは、床材をはじめ、さまざまな用途で使用されています。 その耐久性と安定性により、住宅、商業施設、公共スペース など、幅広い環境に適しています。また、キッチン、バスルーム、玄関などの、水分や湿気にさらされるエリア でもよく使用されます。その柔軟性のおかげで、壁、天井、家具 の制作にも使用できます。

\ 最新情報をチェック /

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次