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避難階段とは?種類と設置基準

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避難階段とは?種類と設置基準

不動産取引の初心者

『避難階段』ってどういう意味ですか?

不動産の研究家

避難階段とは、緊急時に安全に避難するための階段で、建築基準法では3種類に分類されています。

不動産取引の初心者

3種類って具体的にどういうものですか?

不動産の研究家

屋内避難階段、屋外避難階段、特別避難階段で、耐火構造や不燃材料、照明設備や防火戸などの安全対策が細かく定められています。

避難階段とは。

「避難階段」とは、地震や火災などの緊急時に安全に避難できるようにつくられた、地上へ直結する階段のことです。建築基準法では、3種類に分けられています。

* 屋内避難階段
* 屋外避難階段
* 特別避難階段

いずれも、火災時に煙や炎の侵入を防ぐために、階段自体の構造や壁が耐火構造になっていたり、天井は不燃材が使われています。また、採光用の窓や予備電源付きの照明設備、遮炎性能のある防火戸が設置されています。

特に、高層階や地下階を有する建物では、避難が困難なため、5階以上と地下2階以下には避難階段、15階以上と地下3階以下には特別避難階段が設置が義務付けられています。

避難階段とは

避難階段とは

避難階段とは、火災や地震などの災害時に人々が安全に避難するための通路です。建築基準法で定められた規格を満たしており、一般的には屋外の階段が設けられています。目的は、人々が火災が発生した場合に煙や熱から離れるための安全な経路を提供することです。また、地震による建物の倒壊時に、人々が倒壊した建物から外へ避難するための経路としても機能します。

避難階段の種類

避難階段の種類

-避難階段の種類-

避難階段には、用途や構造に応じてさまざまな種類があります。主に、外部避難階段、内部避難階段、オープン階段、オープンエア階段の4種類に分けられます。

外部避難階段は、建物外部に取り付けられ、非常時に屋外へ避難するためのものです。火災などの際に煙や熱から逃れることができます。

内部避難階段は、建物内部に設置され、上階から下階へ避難するためのものです。煙や熱から保護されていますが、火災の場合には煙が広がる可能性があります。

オープン階段は、階段室のない階段で、周囲の空間と直接つながっています。煙や熱が滞留しにくく、避難しやすい特徴があります。

オープンエア階段は、階段室を設けずに屋外に設置された階段です。雨風や日差しから保護されていませんが、煙や熱から避難しやすい構造となっています。

避難階段の設置基準

避難階段の設置基準

-避難階段の設置基準-

避難階段の設置基準は、火災やその他の災害時に人々が建物から安全に避難できるように設けられています。これらの基準は、避難階段の幅、勾配、寸法を定めており、これらは建物の規模、用途、居住者数によって異なります。

一般的に、避難階段の幅は90cm以上、勾配は30度以下でなければなりません。また、蹴上(ステップの縦の長さ)は23cm以下、踏み面(ステップの横の長さ)は30cm以上でなければなりません。さらに、階段の手すりと踊り場は適切な高さで設置され、十分な照明が確保されている必要があります。

高層階・地下階における避難階段

高層階・地下階における避難階段

高層階・地下階における避難階段

高層階や地下階においては、通常の避難階段に加えて、より安全で効率的な避難を確保するための独自の避難階段が設けられています。高層階では、スモーキーゾーンの発生を防ぐため、加圧換気階段が設置されます。この階段は、階段内の空気をより高温にすることで上昇気流を生み出し、煙の充満を防ぎます。また、地下階では、不燃性材料を使用して階段が建設され、消防用ホース消火器などの消防設備が設置されています。これにより、火災時の避難をより安全かつ迅速に行うことができます。

避難階段の耐火構造

避難階段の耐火構造

避難階段の耐火構造とは、火災が発生した場合に一定時間、炎や熱から人々を守るためのものです。避難階段は、防火区画で囲まれ、耐火材料で建設されています。この目的は、火災の拡大を防ぎ、人々が安全に避難できるようにすることです。

一般的に、避難階段の耐火構造には、耐火遮断区画が採用されています。これは、耐火壁や耐火扉で構成され、火災をある一定の時間区画内に閉じ込めるように設計されています。また、避難階段は、煙の侵入を防ぐために正圧式になっている場合があります。つまり、避難階段には外気よりもわずかに高い空気が送り込まれ、煙が侵入するのを防ぎます。

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