『JISの特定建材』でより安全な住まいを

不動産取引の初心者
「JISの特定建材」とは具体的にどのような建材ですか?

不動産の研究家
JISの特定建材には、パーティクルボード、ユリア樹脂板などが含まれています。

不動産取引の初心者
その他にもありますか?

不動産の研究家
はい、壁紙、接着剤、ロックウール断熱材、グラスウール断熱材も含まれます。
JISの特定建材とは。
建築業界で使われる「JIS特定建材」とは、ホルムアルデヒドの放出量を規制する日本工業規格(JIS)の基準を満たした建材のことです。この特定建材には、パーティクルボード、ユリア樹脂板、壁紙、接着剤、ロックウール断熱材、グラスウール断熱材などが含まれています。
JISの特定建材とは

JISの特定建材とは、日本産業規格(JIS)によって制定されている、住宅の安全性を確保するための特定の建材のことです。これらの建材は、耐震性、耐火性、耐久性などの厳しい基準を満たしており、安全な住宅の建設に欠かせないものとなっています。例えば、耐震性に優れた鉄筋コンクリート造や、耐火性に優れた石膏ボードなどがこれらに該当します。JISの特定建材を使用することで、地震や火災などによる災害に対する住宅の抵抗力を高め、住まい手の安全性を確保することが可能です。
パーティクルボード

パーティクルボードとは、木材を細かく砕いて接着剤で固めた建築材料です。軽量で加工が容易なことから、床材、壁材、家具などに広く使用されています。
JIS(日本産業規格)では、パーティクルボードの品質を等級分けしています。建材用に使用されるパーティクルボードは、「JIS F3102 定義」や「JIS A 5905 木質ボード」などの規格に適合している必要があります。これらの規格では、耐荷重、耐久性、防火性などの特性が規定されており、より安全な住まいを確保するために役立っています。
適切なJIS規格に適合したパーティクルボードを使用することで、建物の構造的な安定性や火災に対する抵抗力を高めることができます。また、耐湿性や防虫性にも優れた製品もあり、湿気や害虫による被害を防ぐことができます。
ユリア樹脂板

ユリア樹脂板は、照明器具や電気機器の絶縁部品、制御盤の銘板、航空機や鉄道車両の内部部品など、さまざまな用途に使用されている材料です。優れた耐熱性、耐薬品性、耐候性を持ち、機械的強度にも優れています。また、難燃性にも優れており、火災の延焼を抑制することができます。
ユリア樹脂板は、公的機関が定める建材規格であるJISの特定建材に適合しています。この規格は、建築資材の安全性を確保するために定められたもので、耐火性や耐震性などの性能基準を満たす必要があります。ユリア樹脂板はこれらの基準を満たしているため、安心して使用できます。
住宅の改修や新築の際には、JISの特定建材を使用した材料を選ぶことが大切です。これにより、火災や地震などの災害時の安全性を向上させることができます。ユリア樹脂板は、耐火性と耐震性に優れた建材であり、より安全で安心な住まいを実現します。
壁紙

壁紙は、住まいの快適性と安全性を高める上で重要な役割を果たしています。JIS規格で定められた壁紙は、有害物質の放出が抑えられており、室内の空気質を保つのに役立ちます。また、防火性能に優れた壁紙を選択することで、火災への耐性を向上させ、大切な家族や財産を守ることができます。さらに、防カビや抗菌機能を備えた壁紙は、カビや細菌の発生を抑えることができ、衛生的な住環境を維持するのに効果的です。
ロックウール断熱材とグラスウール断熱材

ロックウール断熱材とグラスウール断熱材は、双方ともJISの認定を取得している断熱材で、安全性と信頼性を確保しています。ロックウール断熱材は、玄武岩などの岩石を溶かして繊維状にしたもので、耐火性と耐久性に優れています。一方、グラスウール断熱材は、ガラスを溶かして繊維状にしたもので、断熱性と吸音性に優れた素材です。どちらの断熱材も、火災の延焼を防止し、音の透過を低減する効果があります。