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四方柾:木造建築で用いられる最高級品の角材

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四方柾:木造建築で用いられる最高級品の角材

不動産取引の初心者

「四方柾」について詳しく教えてください。

不動産の研究家

「四方柾」とは、木の中心部に近い部材を角材にする際に、木口の対角線が樹芯に対して垂直になるように加工された角材のことだよ。

不動産取引の初心者

なるほど。対角線が垂直になるように加工するんですね。

不動産の研究家

そう。そのため、4つの木面がすべて柾目となり、木目が通直で美しいのが特徴なんだ。木造建築物の床柱などに多く用いられる高級品だよ。

四方柾とは。

木の用語で「四方柾」というものがあります。これは、木の中心(樹芯)に対して、木口の対角線がほぼ直角になるように切り出した角材のことです。4つの面がすべて柾目(木目の通った方向)になるのが特徴で、最高級品の1つとして扱われています。主に木造建築の床柱などに使用されています。

四方柾とは何か?

四方柾とは何か?

四方柾(よもくまさ)とは、木造建築に使用される最高の角材です。その名の通り、木材の四方すべてが柾目と呼ばれる木目の部分で構成されています。柾目は、木の芯から放射状に伸びる木目であり、狂いが少なく、強度も高いという利点を持ちます。

四方柾の製法

四方柾の製法

四方柾の製法は、木材の最も中心部にある部分のみを使用する贅沢なものです。丸太の芯(中心)を四角く切り出し、年輪が垂直に並ぶように加工します。これにより、強度、耐久性、美しさに優れた角材が完成します。四方柾の製造には熟練した職人技が必要で、時間を要する緻密な工程です。その希少性から、高級な木造建築や伝統的な神社仏閣などで用いられています。

四方柾の特徴

四方柾の特徴

四方柾は、木造建築において用いられる最高級品の角材です。その特徴は、木目を 四方柾目 と呼ばれる直線的な線状にすることで、強度と耐久性を向上させています。四方柾にすることで木目と木目が直交し、歪みや曲がりを抑制できるため、反りやねじれに強いという特徴があります。また、木材の繊維が均一に整うため、加工性にも優れ、精美な建築物に適しています。

四方柾の歴史

四方柾の歴史

四方柾の歴史は古く、奈良時代から存在しています。当初は神社建築や仏堂などの高級建造物に用いられていました。平安時代には、貴族の邸宅などでも使われ始め、高級建材として広く普及しました。中世以降は、茶室や書院などの伝統的な木造建築に欠かせない材料となり、今日までその伝統が受け継がれています。近年では、耐久性と美しさを兼ね備えた四方柾が、現代建築にも取り入れられるようになっています。

四方柾の用途

四方柾の用途

四方柾は、木造建築において最も高級な角材として知られています。その用途は多岐にわたり、柱や梁、化粧材としても用いられます。柱に使用すると、木目の美しさが際立ち、建物の風格を高めます。梁として用いると、耐久性と強度に優れ、建物の耐震性を向上させます。また、化粧材として用いると、壁や天井に木のぬくもりを添え、空間に高級感を与えます

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