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不動産関連用語『承諾料』とは?

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不動産関連用語『承諾料』とは?

不動産取引の初心者

先生、承諾料ってどういう意味ですか?

不動産の研究家

承諾料は、土地や建物の賃借権を譲渡したり、賃借した土地や建物を転貸したりするときに、賃借人から賃貸人へ支払われるお金のことだよ。

不動産取引の初心者

どうして賃借人から賃貸人へ支払われるんですか?

不動産の研究家

民法では、賃借人が賃借権を譲渡したり、賃借した土地や建物を転貸したりするには、賃貸人の承諾が必要なんだ。その承諾を得るために、賃借人は承諾料を支払うことが多いんだよ。

承諾料とは。

不動産関連の用語に「承諾料」というものがあります。これは、土地や建物の賃借権を譲渡したり、賃借した土地や建物を転貸したりする際に、賃借人が賃貸人に支払う対価のことです。

賃借権の譲渡や転貸には賃貸人の承諾が必要で(民法612条1項)、この承諾なしに行うと契約を解除される可能性があります(同条2項)。そこで、賃借人が譲渡や転貸によって出資した費用を回収するためには賃貸人の承諾が必要になり、その見返りとして、特に土地の賃貸借において賃借権設定の際に権利金を支払っていなければ、承諾料または名義書換料が授受されます。

また、借地借家法(平成4年7月31日までの契約は旧借地法)では、土地の賃貸人が承諾を与えない場合、裁判所が財産上の給付を条件に、それに代わる許可を与えることができるとされています。

承諾料の概要

承諾料の概要

不動産関連用語の「承諾料」とは、一定期間内に土地や建物の売却や貸し出しに同意することで、所有者または賃借人から支払われる金銭のことです。この「承諾料」は、所有者が将来の売却や賃貸の機会を放棄する代償として受け取る報酬と見なされます。

承諾料の法的根拠と効果

承諾料の法的根拠と効果

-承諾料の法的根拠と効果-

承諾料は、民法第94条の「通行妨害禁止」に基づいています。この条項は、他人の土地をみだりに通行してはならないと定めており、通行を許諾してもらうためには対価の支払いが認められています。そのため、承諾料は、他人の土地を制限なく通行できる権利を得るための対価として支払われます。

承諾料の支払いによって得られる効果は、民法第179条の「所有権の内容」によって規定されています。これによると、所有者は自分の土地を自由に使用し、收益を得る権利を有しており、制限なく通行する権利もその中に含まれます。したがって、承諾料の支払いによって、土地所有者は通行を許諾することで收益を得ることができ、通行者は制限なく土地を通行する権利を取得することができます。

承諾料の授受の実際

承諾料の授受の実際

承諾料の授受の実際について理解を深めましょう。承諾料は、マンション等の分譲物件を購入する際、販売業者に支払う手数料です。その目的は、販売業者が物件の広告や販売活動を行う費用をカバーするためです。一般的には物件価格の2〜3%程度が相場とされています。

承諾料の支払いは、物件の引き渡し前に販売業者に行われます。具体的には、購入者が販売業者と売買契約を締結する際に、同時に承諾料を支払い、販売業者は領収書を発行します。

承諾料の支払いは、物件購入の際に発生する諸費用のひとつです。その他には、印紙税、登録免許税、司法書士報酬などがあります。これらの費用は物件購入時に必要な経費として、あらかじめ予算を組んでおく必要があります。

借地借家法における承諾料

借地借家法における承諾料

-借地借家法における承諾料-

借地借家法において、承諾料とは、借地人が借地上の建物を譲渡・転貸・増築などの行為を行う際に、地主の承諾が必要となる場合に支払う手数料のことです。これは、地主の所有権を保護するためのものであり、建物の価値の変動や借地権が転売される際の地主の利益を確保することを目的としています。承諾料の金額は借地権の価値や建物の種類などによって異なりますが、一般的には建物の時価の1~3%程度が相場とされています。

承諾料と権利金の違い

承諾料と権利金の違い

承諾料と権利金の違い

不動産関連でよく似た用語に「承諾料」と「権利金」がありますが、これらは異なる意味を持っています。承諾料は、建物を増築・改築する際に、隣接する敷地所有者から同意を得るために支払う費用です。これに対して、権利金は建物の所有権を譲渡する際に、譲渡人が譲受人から受領する対価です。

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