外断熱工法とは？メリットとデメリットを解説

2024-03-24

外断熱工法とは？メリットとデメリットを解説

不動産取引の初心者

「外断熱工法」について教えてください。

不動産の研究家

外断熱工法とは、建物全体を断熱材で包む工法のことだよ。外壁仕上げ材の裏に断熱材を張り巡らせるんだ。

不動産取引の初心者

メリットは何ですか？

不動産の研究家

防湿性と気密性が高くて結露が起きにくく、構造体が保護されて住宅が長持ちするんだ。ただし、工事費が高くなるのがデメリットだよ。

外断熱工法とは。

住宅用語の「外断熱工法」とは、外壁のすぐ裏側に断熱材を取り付け、建物をまるごと断熱材で包み込む工法です。別名「外張断熱工法」とも呼ばれます。

外断熱工法のメリットとしては、以下の点が挙げられます。

* 防湿性が高く、結露の発生を抑えられる
* 気密性が高く、構造体をしっかりと覆うことができる
* 構造体を保護するため、傷みにくく、住宅の寿命を延ばせる

ただし、外断熱工法のデメリットとしては、工事費が高くなることと、高気密高断熱の住まいになるため、換気計画を十分に行う必要があることが挙げられます。

外断熱工法とは

外断熱工法とは、建物の外側に断熱材を施す工法です。従来の断熱工法では、建物の内部に断熱材を施工していましたが、外断熱工法では、外壁の最外層に断熱材を配置します。これにより、室内の温度を一定に保ち、冷暖房効率を向上させます。外断熱工法は、結露の発生を抑え、住宅の耐久性を向上させる効果も期待できます。

外断熱工法のメリット

外断熱工法のメリットは多岐にわたります。まず、断熱性能が高いことが挙げられます。外側の壁全体を断熱材で覆うことで、室内と外気の温度差を遮断し、室内の温度を安定させます。これにより、冷暖房効率が向上し、省エネにつながります。

また、室内の結露を防ぐ効果もあります。外断熱により壁の表面温度が低下するため、室内と外気の温度差が小さくなり、結露の発生が抑えられます。これにより、カビやダニの発生を抑え、健康的な住環境を作ることができます。

さらに、耐震性が高いのも外断熱工法の特徴です。外側の断熱材が壁の補強材の役割を果たし、地震時の揺れに対して耐性を高めます。また、防火性にも優れているため、火災の延焼を防ぐ効果が期待できます。

外断熱工法のデメリット

一方で、外断熱工法にもデメリットがあります。コストが高いのが最大のデメリットで、一般的な断熱工法の1.5～2倍ほどかかります。また、外壁の工事が複雑になるため、工期が長引く傾向にあります。さらに、外側に断熱材があることから、外壁のメンテナンスが難しくなるという問題もあります。

外断熱工法の適用例

外断熱工法は、住宅だけでなく、商業施設や公共施設などにも幅広く適用されています。例えば、外壁面が広いオフィスビルや店舗では、外断熱工法を採用することで、冷暖房効率の向上や遮音性の改善が期待できます。また、外気の影響を直接受ける倉庫や工場でも、外断熱工法が内部空間の温熱環境の安定に役立ちます。さらに、歴史的建造物などの保存改修においても、外断熱工法が建物の外観を損なわずに断熱性を向上させる手段として活用されています。