白ラワンとは?用途や特徴を解説

不動産取引の初心者
「白ラワン」とは何ですか?

不動産の研究家
フタバガキ科の広葉樹で、木材の色調が白いものです。

不動産取引の初心者
「ラワン」という他の種類もありますか?

不動産の研究家
はい。レッドラワン、イエローラワンなどがあり、家具や住宅の材料として使用されます。
白ラワンとは。
不動産業界でよく耳にする「白ラワン」という言葉。この白ラワンは、フタバガキ科に属する広葉樹で、その木材の色合いが白いものを「白ラワン」や「ホワイトラワン」と呼びます。その他にも「レッドラワン」や「イエローラワン」などがあり、いずれも家具や住宅の造作材、さらには集成材として利用されています。かつては、日本に輸入される南洋材の主力でしたが、現在では製材品の形での輸入が増えています。
白ラワンの特徴

白ラワンの特徴は、淡黄白色から白色を帯びた木材であるという点が挙げられます。その独特の繊細さと美しい木目が、家具や内装材として人気を博しています。また、軽量で加工性に優れ、建築資材として幅広く利用されています。さらに、耐久性にも優れており、湿気や白アリの被害を受けにくく、屋外での利用にも適しています。ただし、紫外線に弱く、長期間屋外に放置すると変色する点には注意が必要です。
白ラワンの用途

白ラワンの用途が多岐にわたることをご存知でしょうか? 家具や内装では、その美しい白色と滑らかな質感により、高級感のある仕上がりを実現します。また、楽器の材料としても用いられ、エレキギターやアコースティックギターのボディにそのクリアな音色が求められています。さらに、建築資材としても活躍しており、堅牢性と耐久性の高さが評価されています。また、船舶にも利用され、内装や船体の一部に使用されています。白ラワンの用途は非常に幅広く、私たちの生活のさまざまな場面で活躍しているのです。
南洋材としての白ラワン

南洋材としての白ラワン
白ラワンは、東南アジア諸国やフィリピンなどの熱帯地域で産出される高級な木材です。この地域の熱帯雨林で育ち、太く高く成長します。高品質な白ラワンは、その耐久性、強度、美しさで知られており、建築資材や家具、造船など、さまざまな用途に使用されています。特に高級建築では、フローリングやドア、窓枠などに重用されています。また、造船業界では、その優れた耐水性と腐食耐性を活かし、船舶の甲板や内装に使用されています。
現在における白ラワンの輸入状況

白ラワンの需要は依然として高く、世界中で年間約1,000万立方メートルの輸入が行われています。主な輸入国は中国、日本、韓国であり、近年ではインド、ベトナムも輸入量を増やしています。この増加は、これらの国における住宅建築やインフラ開発の需要の高まりに起因しています。また、白ラワンは合板や紙パルプの製造にも広く使用されており、需要の拡大に貢献しています。
その他の種類のラワン材

-その他の種類のラワン材-
ラワン材には、白ラワン以外にもさまざまな種類があります。一般的なものをいくつかご紹介します。
* -赤ラワン- 赤みを帯びた色合いで、白ラワンよりも硬く耐久性に優れています。内装材や家具などによく使用されます。
* -黄ラワン- 淡い黄色みがかった色合いを持つラワン材です。軽くて加工性が良く、ベニヤ合板やパーティクルボードの原料として用いられます。
* -カヤ- 赤ラワンとよく似た色合いですが、より淡く、光沢があります。高級家具や楽器の材料として珍重されています。
* -メリラン- 白ラワンよりも硬く、磨くと美しい光沢が出ます。船舶の甲板やフローリング材として使用されます。
* -フィリピンマホガニー- reddish-brown色合いで、南洋杉とも呼ばれます。耐久性と加工性に優れ、高級家具や内装材に用いられます。