設備図とは?不動産用語をわかりやすく解説

不動産取引の初心者
『設備図』ってどういう意味ですか?

不動産の研究家
設備図とは、建物内の設備の位置や仕様を示す図面のことです。

不動産取引の初心者
設備図はどんな種類がありますか?

不動産の研究家
電気設備図、給排水・衛生設備図、空調・換気設備図などがあります。
設備図とは。
不動産の用語に「設備図」というものがあります。設備図とは、各設備の位置と、使用されている機器や器具のメーカー、機種、品番などが記された図面のことです。
設備図は、主に以下の種類に分けられます。
* -電気設備図:-照明器具、スイッチ、コンセント、緊急通報装置などの仕様が記載されています。
* -給排水・衛生設備図:-給水、給湯、排水、ガス栓、ガス漏れ警報設備などの仕様が記載されています。
* -空調・換気設備図:-噴き出し口、コントローラー、換気グリル、換気扇などの仕様が記載されています。
設備図とは何か

設備図とは、建物の主要な設備の配置や仕様を示した図面です。空調、換気、電気、給排水、照明などの設備機器の場所、種類、容量などが記載されています。建物内の設備の位置や機能を把握する上で重要な資料であり、建物の管理やメンテナンスに活用されます。また、建築申請やリフォームの際に、設備の配置計画や工事に必要な情報を提供します。
設備図の種類

-設備図の種類-
設備図には、大きく分けて3種類あります。1つ目は「標準設備図」で、物件の基本的な設備を図面化したものです。キッチンのタイプ、バス・トイレの仕様、収納スペースの位置などがわかります。
2つ目は「オプション設備図」で、標準設備に加えて有料で追加できる設備を記載しています。床暖房、エアコン、食器洗浄機などがこれに当たります。
3つ目は「専有設備図」で、マンションなど集合住宅において、個々の住戸ごとに設置されている設備を詳細に記載しています。玄関ドアのセキュリティシステムやバルコニーの広さなどです。
電気設備図

-電気設備図-
電気設備図は、住宅や建物内の電気機器や配線の配置を示した図面です。電気系統の理解と、メンテナンスや改造時の計画に役立ちます。主な内容には、分電盤の位置や回路の配線、照明器具の配置などが含まれます。これにより、電気系統の構成を視覚的に把握し、安全性の確保や効率的なメンテナンス管理が可能になります。
給排水・衛生設備図

給排水・衛生設備図は、建物の給水、排水、衛生設備の位置や構造を示した図面です。給水管、排水管、衛生器具(トイレ、シンク、お風呂など)の配置や接続関係を把握できます。この図面があれば、水回り設備の修理や改装時に、どこに配管があるのか、どのように接続されているのかを容易に確認できます。また、水回りの増設や追加など、設備の変更を検討する際にも役立ちます。
空調・換気設備図

空調・換気設備図では、建物の空調や換気に関する設備の配置や仕組みが示されています。この図面には、エアコンや換気扇の設置場所、ダクトや配管の経路、制御盤やセンサーの位置などが記載されています。これにより、建物内の空気環境が適切に確保されているかどうかを確認することができます。また、空調や換気設備のメンテナンスや修理を行う際の参考資料としても役立ちます。