アルコーブとは?部屋やマンションにあるくぼみの意味

不動産取引の初心者
アルコーブとは何ですか?

不動産の研究家
アルコーブとは、壁面の一部を後退させてできた、くぼみ状の部分のことです。

不動産取引の初心者
部屋や廊下にあるんですか?

不動産の研究家
はい、部屋や廊下、またマンションでは共用廊下から少し後退させた玄関前部分にもあります。
アルコーブとは
建築用語の「アルコーブ」とは、壁の一部を後退させて設けたくぼみのことです。床の間もアルコーブの一種といえます。マンションでは、共用廊下から少し後退させた玄関の前部分をアルコーブと呼びます。外廊下と玄関が直接面しておらず、格子のついた扉が設置されている場合もあり、外部の視線を遮ってプライバシーを確保できます。
アルコーブの意味

「アルコーブ」とは、壁のくぼんだ部分のことです。一般的には、部屋やマンションの壁の一部が凹んでできたスペースを指します。このくぼみは、さまざまな目的で使用され、建築における装飾的な要素にもなります。
床の間とアルコーブの違い

床の間は伝統的な日本家屋で、床柱や床の間飾りを設けた、格式高い飾り棚です。一方、アルコーブは、壁に埋め込まれたくぼみ、または仕切り壁で区切られたスペースを指し、床の間とは異なります。アルコーブは、ディスプレイエリア、収納スペース、または座席スペースとして使用できますが、床の間のように精神的な意味合いはありません。
マンションのアルコーブ

マンションのアルコーブは、一般的に部屋の端にあるくぼんだスペースのことです。このスペースは、通常、壁のくぼみに作られ、部屋の面積の一部とみなされます。アルコーブは、多目的に使用できる柔軟な空間として設計されており、さまざまな用途に活用できます。
たとえば、アルコーブは書斎、読書スペース、またはホームオフィスとして機能させることができます。壁のくぼみを活用することで、プライバシーと区分けされた空間が確保できます。また、アルコーブは飾り棚やキャビネットを組み込むことで、収納スペースを増やしたり、ディスプレイエリアを作成したりすることもできます。
格子扉の設置でプライバシー向上

格子扉を設置することで、アルコーブのプライバシー性を高めることができます。格子扉は、視線を遮りながらも室内の光と通気を確保することができます。格子扉は、さまざまな素材やデザインで作られており、お部屋のインテリアに合わせて選ぶことができます。
外部からの視線を遮る効果

アルコーブのもたらす利点の一つが、外部からの視線を遮る効果です。通常、窓や出入り口のすぐ近くに設けられているアルコーブは、部屋の奥まった部分に位置するため、外からの視線を遮ってくれるのです。これにより、プライバシーが守られ、部屋の中が他人から覗かれる心配がありません。特に、窓際にベッドやソファーなどの家具を配置したい場合は、アルコーブが外部からの視線を遮り、快適でプライベートな空間を確保してくれます。