知っておきたい不動産用語『楢』

2024-03-24

知っておきたい不動産用語『楢』

不動産取引の初心者

先生、『楢』って何ですか？

不動産の研究家

『楢』はね、コナラ属の樹種の総称なんだよ。ミズナラだったり、コナラだったり。比重が低いミズナラが中心になっているよ。

不動産取引の初心者

ミズナラって北米のホワイトオークと同じ種類なんですか？

不動産の研究家

その通り！建築用とか、フローリング材とか、家具なんかに使われることが多いんだよ。

楢とは。

建築業界の用語に「楢（なら）」というがあります。楢とは、ブナ科の広葉樹のうち、コナラ属のミズナラ、コナラなどを総称したものです。中でも加工がしやすい比重の低いミズナラが、楢の代表格とされています。ちなみに、北アメリカの「ホワイトオーク」もミズナラと同じ種類です。楢材は建築用の造作材やフローリング、家具などによく使われています。

『楢』ってそもそもどんな木なの？

「楢」とは、ブナ科の落葉広葉樹で、日本各地に分布しています。樹高は20～30メートルほどになり、幹は太くまっすぐで、樹皮は灰褐色をしています。葉は楕円形で、縁に細かい鋸歯があります。堅くて耐久性のある木材が得られるため、古くから建築や家具の材料として利用されています。

『楢』の種類と特徴

楢（ナラ）の木材の種類と特徴

楢はブナ科の落葉広葉樹で、世界中に約500種類が分布しています。日本には約20種類の楢があり、それぞれに固有の特徴があります。楢材は重硬で耐朽性が高く、古くから建築材や家具材として利用されてきました。

代表的な楢材の種類としては、ナラ（ミズナラ）、カシワ、クリなどがあります。産地や樹齢によって色や木目が異なりますが、いずれも緻密で堅牢な木材です。ナラは耐久性が高く耐水性にも優れ、フローリングや外壁材などにも適しています。カシワは粘りがあり衝撃に強いのが特徴で、突き板や船舶のデッキ材などに用いられます。クリは緻密で光沢のある木材で、家具材や楽器の材料として使われています。

『楢』の建築資材としての活用法

-『楢』の建築資材としての活用法-

楢（なら）の木材は、その耐久性と美しさから、古くから建築資材として重宝されています。特に、床材、家具、建具などの用途に適しています。

床材として使用すると、硬く傷が付きにくいため、長く美しさを保つことができます。家具材としては、安定性が高く反りにくい特性が活かされ、丈夫で長持ちする家具を作ることができます。また、建具材として用いることで、変形や腐食に強く、ドアや窓枠としての機能を十分に発揮します。

『楢』の家具としての魅力

『楢』の家具としての魅力は、その質の高さと耐久性にあります。楢材は、堅く緻密で、摩耗や傷に強いことが特徴です。また、美しい木目で、光沢のある仕上げを施すことで、重厚感のある高級な雰囲気を醸し出します。さらに、耐水性にも優れ、キッチンやバスルームなどの水回りでの使用にも適しています。そのため、長く愛用できる丈夫で美しい家具として、高い人気を誇っています。