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棟上げとは?意味から儀式まで徹底解説

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棟上げとは?意味から儀式まで徹底解説

不動産取引の初心者

『棟上げ』について教えてください。

不動産の研究家

『棟上げ』は、木造住宅の建設工程における柱を建てた後に棟木を収めることを指します。また、その際に執り行われる儀式(棟上げ祭や棟上げ式)も棟上げと呼ばれます。

不動産取引の初心者

プレハブ造や2×4工法では棟上げという工程がないそうですね。

不動産の研究家

その通りです。屋根小屋組がユニットになっているため、棟上げという工程が存在せず、棟上げ祭(式)も行われません。

棟上げとは。

建築の現場で「棟上げ」とは、一般的に木造住宅の屋根の骨組みが完成する工程を指します。このとき、一番高い水平材である棟木を組み入れる作業が行われます。また、この工程に合わせて棟上げ祭や棟上げ式といった儀式が行われることもあります。

ただし、プレハブ住宅や2×4工法の場合は、屋根の骨組みがすでにユニットとして作られているため、「棟上げ」という工程自体がありません。そのため、これらの工法では棟上げ祭や棟上げ式が行われないことが多いとされています。

棟上げの意味

棟上げの意味

棟上げの意味とは、建物の構造体が完成し、屋根の骨組みが組み上がる重要な工程のことを指します。この段階では、建物の基本的な形が形作られるため、その出来栄えが建物の強固性や耐久性に大きく影響します。棟上げは単なる作業ではなく、古くから伝わる伝統的な儀式が伴い、建物の完成を祝う大切な行事でもあります。

棟上げの工程

棟上げの工程

棟上げの工程は、いくつかの重要な段階を経て行われます。まず、柱や梁などの構造材が組み上げられ、土台となる基本的な骨組みが形成されます。次に、屋根を支える垂木(たるき)が設置され、その上に屋根材が葺かれます。屋根ができると、壁や窓枠などが取り付けられ、建物の外観が整えられます。最後に、内装工事を行い、住める状態に仕上げられます。棟上げの工程には、設計図の作成から実際に建物を建てる作業まで、さまざまな専門知識と技術が求められます。

棟上げ祭(棟上げ式)

棟上げ祭(棟上げ式)

棟上げ祭(棟上げ式)とは、建物の骨組みが完成した段階で行われる伝統的な儀式です。建物の安全と繁栄を祈願する神聖な儀式で、「上棟式」や「建前」とも呼ばれます。

棟上げ祭には、棟木と呼ばれる一番上の梁を棟に上げる「棟上げ」と、棟や柱に神酒をかけて清める「上棟」の2つの重要な儀式があります。棟上げは、大工や施主が協力して行い、上棟は神主が執り行います。

棟上げ祭は、建物の無事な完成を祝い、関係者全員の労をねぎらう機会でもあります。施主や大工、設計者などが参列し、餅やお赤飯を振る舞って喜びを分かち合います。また、この儀式には、建物の長寿を願うさまざまなしきたりや慣習が伝わっています。

プレハブ造や2×4工法における棟上げ

プレハブ造や2×4工法における棟上げ

-プレハブ造や2×4工法における棟上げ-

プレハブ造2×4工法といった建築方式では、棟上げの工程が異なります。これらの方式では、あらかじめ工場で部材が加工され、現場ではそれらを組み立てる方式が採用されています。そのため、従来の在来工法のような、柱や梁を一本ずつ組み上げていく作業はありません。

プレハブ造では、ユニットと呼ばれる大きな部材をクレーンで吊り上げ、組み合わせていきます。2×4工法では、パネルと呼ばれる壁や床の部材を組み付けていき、骨組みを形成します。これらの工法では、短期間で骨組みを完成させることができ、天候の影響を受けにくいため、施工期間を短縮することができます。

棟上げに関するQ&A

棟上げに関するQ&A

-棟上げに関するQ&A-

Q1. 棟上げとは?
棟上げとは、建物の最も高い部分である棟木を棟束と呼ばれる柱の上に設置する儀式です。この儀式は、建物の無事完成を祈願し、関係者の労をねぎらう意味があります。

Q2. 棟上げの時期は?
棟上げの時期は、一般的には建物の骨組みが完成し、屋根の下地までができ上がった頃に行われます。吉日とされる日が選ばれ、天候にも恵まれるように祈願されます。

Q3. 棟上げに誰が参加する?
棟上げには、施主、設計者、施工業者、大工、棟梁など、建物の建設に関わる関係者が参加します。また、地域の有志が手伝いに参加することもあります。

Q4. 棟上げの儀式の流れは?
棟上げの儀式は、棟木を棟束に設置した後、餅やお金をまき上げながら「棟上げだ!」と掛け声をかける「餅撒き」が行われます。続いて、棟木に「棟札」と呼ばれるお札を貼り付け、無事完成を祈願します。

Q5. 棟上げのしきたりや慣習は?
棟上げには、さまざまなしきたりや慣習があります。例えば、棟木を設置する際には、棟梁が「締め込み」と呼ばれる布一枚の姿で行うことや、棟札には施主の名前や建物の概要が記載されるなどが挙げられます。

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