MENU

不動産用語『現状有姿』ってどういう意味?

目次

不動産用語『現状有姿』ってどういう意味?

不動産取引の初心者

「現状有姿」って何ですか?

不動産の研究家

不動産用語で、「現在の状況のまま」という意味です。

不動産取引の初心者

不動産の売買ではどういう場面で使われるんですか?

不動産の研究家

土地や中古物件の売買契約書で、「現状有姿」と記載されることが多く、契約から引き渡しまでの間に物件の状況に変化があった場合も、引渡時の状況のままで引き渡すことを意味します。

現状有姿とは。

「現状有姿」という言葉は、不動産の世界では「ありのままの状態」という意味で使われます。不動産の売買契約書では、土地や中古住宅などの売買時に「現状有姿」と記載されることが多く、このような契約を「現状有姿売買」と呼びます。

現状有姿売買とは、「契約から引き渡しまでの間に物件の状態に変化が生じても、引き渡し時にはその時点の状態で引き渡す」と解釈されることが多いです。例えば、契約後に壁紙の一部が破損した場合、破れた状態のまま引き渡されます。

ただし、「現状有姿」には明確な定義はなく、たとえ現状有姿売買であっても、売主が瑕疵に対する責任を負わないわけではありません。

現状有姿の意味と解釈

現状有姿の意味と解釈

現状有姿とは、不動産取引において、買主が購入する不動産の状態を指し、その状態を理由に売主はいかなる責任も負わないことを意味します。つまり、契約の時点での建物や土地の欠陥や瑕疵があっても、売主はそれを修繕したり担保したりする義務はありません。買主は不動産を現状のまま受け取ることになります。

現状有姿売買の特徴

現状有姿売買の特徴

現状有姿売買の特徴は、その「現状有姿」という名の通り、売主は物件を現在の状態のまま引き渡すことが原則です。つまり、物件に不具合や欠陥があっても、売主はそれらを修繕する義務を負いません。買い主は、物件の状態を十分に確認したうえで購入する必要があります。その代わり、現状有姿売買は一般的に通常の取引よりも価格が抑えられる傾向にあります。また、売主は瑕疵担保責任を負わないため、売却後のトラブルリスクが軽減されます。

現状有姿売買の注意点

現状有姿売買の注意点

不動産用語の「現状有姿」とは、物件を「その時点での状態のまま」「瑕疵(欠陥)」を問わず売買することを意味します。つまり、売主は物件の瑕疵について一切保証しません。そのため、購入希望者は事前に物件を十分に調査し、瑕疵の有無やその程度を把握しておく必要があります。

「現状有姿売買」の注意点としては、物件に隠れた瑕疵があった場合、売主は責任を負わない点です。そのため、購入後に瑕疵が判明しても、売主に修繕や補償を求めることはできません。また、物件の状態は引き渡し時に確認した状態が基準となり、その後発生した瑕疵については購入者の責任となります。

売主の瑕疵担保責任

売主の瑕疵担保責任

の「売主の瑕疵担保責任」は、「現状有姿」という不動産用語に関連して重要な概念です。この責任は、売主が担うもので、物件に隠れた瑕疵があった場合に、買主に損害賠償を行う義務を負います。ただし、この責任は、物件の「現状有姿」の場合には免除されることが一般的です。つまり、「現状有姿」とは、物件の瑕疵について、売主は一切責任を負わないということになります。

現状有姿売買のメリットとデメリット

現状有姿売買のメリットとデメリット

「現状有姿」売買とは、建物の瑕疵や欠陥の有無に関わらず、その状態のまま売買を行う契約です。この仕組みでは、売主は物件の瑕疵を告知する必要がなく、買主はありのままの状態を受け入れることになります。

このような契約にはメリットとデメリットがあります。メリットとしては、売主は瑕疵を告知する手間や費用が省け、買主は瑕疵があっても売主の責任を追及できないため、価格が抑えられる可能性があります。一方、デメリットとしては、買主は瑕疵があっても補修費用を負担しなければならず、契約後に予想外の修繕費が発生するリスクが高くなります。

\ 最新情報をチェック /

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次