MENU

登記事項証明書とは?種類や用途を徹底解説

目次

登記事項証明書とは?種類や用途を徹底解説

不動産取引の初心者

「登記事項証明書」ってどういうものですか?

不動産の研究家

登記事項証明書は、不動産に関する権利関係や履歴を証明する書面だよ。おもに2種類あるよ。

不動産取引の初心者

2種類あるんですか?

不動産の研究家

「全部事項証明書」は過去から現在までの登記履歴が記載されているよ。「現在事項証明書」は現在の内容のみ記載されているんだ。

登記事項証明書とは。

不動産にまつわる大切な書類「登記事項証明書」。これは登記に関する証明書の総称で、代表的な種類として「全部事項証明書」と「現在事項証明書」の2つがあります。

「全部事項証明書」は、現在の登記内容から過去に抹消されたものまで、登記の変遷がすべて記載された書類です。過去に誰が所有していたかや、その不動産を担保に借り入れたお金の情報などは、この「全部事項証明書」でしか確認できません。

一方、「現在事項証明書」は、現在の登記内容のみが記載された書類です。対象の不動産の一部だけに関する情報を記載した「何区何番事項証明書」や、登記名義人の氏名などの主要事項だけをまとめた「登記事項要約書」もあります。

登記事項証明書の種類

登記事項証明書の種類

-登記事項証明書の種類-

登記事項証明書には、用途や目的に応じてさまざまな種類があります。

* 甲種登記事項証明書登記簿上のすべての登記事項を証明するもので、最も包括的な証明書です。
* 乙種登記事項証明書登記簿上の特定の事項(例所有権、抵当権)のみを証明するもので、甲種より範囲が狭くなります。
* 部分登記事項証明書登記簿上の特定の期間や特定の事項のみを証明するものです。
* 資格証明登記事項証明書特定の人物または法人が不動産を所有する資格があることを証明するものです。
* 登記識別情報事項証明書不動産の登記識別情報を証明するもので、住宅ローンの申請や法務局への照会などに使用されます。

全部事項証明書の用途

全部事項証明書の用途

全部事項証明書は、登記されたすべての事項を証明する書類です。具体的には、所有権、抵当権、地上権、借地権などの権利関係や、建物や土地の面積、構造、所在地などの物理的情報も含まれます。

この証明書は、不動産の売買や借入れの際の権利関係の確認、相続手続きにおける相続財産の調査、裁判や訴訟における証拠資料など、幅広い用途があります。

現在事項証明書の用途

現在事項証明書の用途

現在事項証明書は、不動産の現在の登記簿上の情報を証明する書類です。具体的には、所有者や抵当権、所有権移転、抵当権設定などの登記が現在どのようにされているかを示しています。

この証明書は、以下のような用途があります。

* 不動産売買や贈与などの取引の際に、物件の権利関係を明確にするために利用されます。
* ローンの申し込み時や抵当権の抹消時に、不動産が担保に適しているかどうかを証明するために使用されます。
* 不動産の現状を把握したい場合に、最新の登記簿情報を取得するために活用されます。

その他の登記事項証明書の種類

その他の登記事項証明書の種類

「その他の登記事項証明書の種類」

登記事項証明書には、以上に挙げたものの他にも、さまざまな種類があります。例えば、「全部事項証明書」は、不動産に関するすべての登記情報を記載した証明書です。また、「一事項証明書」は、特定の事項に関する登記情報のみを記載した証明書で、所有権や抵当権などの情報に限定されています。さらに、「履歴事項証明書」は、不動産に関する過去の登記情報を時系列で記載した証明書です。これらの証明書は、さまざまな取引や手続きの際に必要となる場合があり、不動産の権利関係を確認するための重要な資料となります。

登記事項証明書の取得方法

登記事項証明書の取得方法

登記事項証明書を取得する方法は、以下の2つがあります。

申請方法法務局に出向いて窓口で申請書を提出する方法です。この場合、本人確認書類や手数料の納付書が必要です。

郵送方法法務局に申請書と返信用の封筒、切手代を同封して郵送する方法です。申請書に本人確認書類のコピーを添付する必要があります。

\ 最新情報をチェック /

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次