リシン吹き付けとは？種類や施工方法を徹底解説

リシン吹き付けとは？種類や施工方法を徹底解説

リシン吹き付けとは？

リシン吹き付けとは、外壁仕上げによく用いられる工法の一つです。リシンとは、砕いた大理石や石灰石を主原料とした粉状の材料で、これを専用の機械で水と混ぜ合わせて外壁に吹き付けることで、独特の凹凸のある質感をもつ表面を作り出します。リシン吹き付けには耐久性に優れ、汚れが付きにくく、ひび割れが生じにくいという特長があります。また、通気性にも優れているため、湿気の多い場所でも結露を防ぐ効果が期待できます。

リシン吹き付けの種類

リシン吹き付けの種類

リシン吹き付けは、使用するリシンの種類によって性質が異なります。天然リシンは、鉱物から採取される自然素材で、風合いがあり高級感があります。一方、人工リシンは、セラミックやアクリルなどの合成樹脂から作られ、軽量で耐候性に優れています。無機リシンは、耐久性や防火性に優れ、公共施設や商業施設などに多く使用されています。また、有機リシンは、耐水性と耐クラック性に優れ、住宅やマンションなどにも適しています。

リシン吹き付けの施工方法

リシン吹き付けは、外壁に凹凸感を持たせる塗装方法です。砂のような細かい粒子が壁に吹き付けられて、個性的な表情を作り出します。この技法には、大きく分けて2つの方法があります。

1つ目は「ドライリシン吹き付け」です。粒子の入ったドライリシン材を空圧で壁に吹き付け、その後水をかけて接着させます。乾くと、粒子が剥離防止剤によって壁にしっかりと固定されます。

2つ目は「ウェットリシン吹き付け」です。リシン材を水で溶かしてペースト状にしたものを壁に塗り付け、その後乾燥させます。ドライリシンに比べて粒子は細かく、より滑らかな仕上がりになります。施工時には、吹き付ける圧力や粒子の大きさ、吹き付ける角度などを調整して、 desired効果を得ることができます。

リシン吹き付けのメリット・デメリット

リシン吹き付けのメリット

* -耐久性が高い- リシンはモルタルやコンクリートよりも耐久性が高く、雨風や紫外線に強い。
* -耐火性がある- リシンは不燃材料のため、火災に強い。
* -調湿効果がある- リシンには調湿効果があり、室内環境を快適に保つのに役立つ。
* -デザインの幅が広い- リシンはさまざまな色や質感で仕上げることができ、建物のデザインに幅を持たせることができる。

リシン吹き付けのデメリット

* -施工コストが高い- リシン吹き付けには熟練した職人が必要で、施工コストは他の外壁材よりも高くなる傾向がある。
* -汚れやすい- リシンは表面が粗いため、汚れが付きやすい。
* -防水性に劣る- リシンはモルタルよりも防水性が劣るため、雨水の浸入を防ぐには追加の防水処理が必要になる場合がある。
* -寒冷地での施工に適さない- リシンは寒冷地では凍害が発生しやすいため、施工に注意が必要。

リシン吹き付けの注意点

-リシン吹き付けの注意点-

リシン吹き付けを行う際には、いくつかの注意点があります。まず、施工時には必ずマスクやゴーグルなどの保護具を着用してください。リシンには強アルカリ性があり、皮膚や目に付着すると炎症を起こす可能性があります。また、施工時は風のない、換気のよい場所で行ってください。リシン粉末が飛散して周囲に付着しないようにするためです。さらに、下地のコンクリートやモルタルが十分に乾燥していることを確認してください。湿っていると、リシンが剥離してしまう原因になります。最後に、施工後は十分に乾燥させてください。乾燥が不十分だと、リシンが剥がれたり、ひび割れたりする可能性があります。

＼ 最新情報をチェック ／