住宅用火災警報器とは?設置義務や種類を解説!

不動産取引の初心者
住宅用火災警報器ってなんですか?

不動産の研究家
住宅内の火災を検知して知らせる機器のことだよ。天井や壁に取り付けて使うんだよ。

不動産取引の初心者
どこに設置すればいいんですか?

不動産の研究家
市町村の火災予防条例で決められていて、寝室や階段には原則として煙式を設置する必要があるよ。ただし寝室が避難階にある場合は除外されるんだ。
住宅用火災警報器とは。
住宅では火災を感知して音や音声で知らせる「住宅用火災警報器」を設置する必要があります。設置する場所は、各市町村の火災予防条例で定められています。
特に寝室と寝室のある階の階段には、煙式のものをつけることが原則です。ただし、寝室が避難経路上の階にある場合は除きます。
義務化対象外となっている場所は、浴室、トイレ、洗面所、納戸などの湿気や汚れの多い場所です。
住宅用火災警報器とは

住宅用火災警報器とは、住宅内に発生する火災を早期に検知し、居住者に警報を発する機器のことです。火災の発生時に発生する煙や熱を感知し、警報音や音声で知らせることで、迅速な避難を促します。住宅用火災警報器は、火災による被害を軽減し、命を守るために重要な役割を果たします。
設置義務について

-設置義務について-
住宅用火災警報器の設置は、2006年6月1日から建築基準法により義務付けられています。対象となる建物は、すべての住宅、アパート、マンション、共同住宅などを含む住宅部分です。設置義務は新築だけでなく、増改築や用途変更などの際にも適用されます。住宅用火災警報器を設置していない場合は、防火対象物点検の際に指摘事項として指摘され、是正が求められます。違反すると、勧告や罰則の対象となる可能性があります。
設置場所と種類

設置場所について、住宅用火災警報器は、寝室、子供部屋、階段、廊下などに設置することが義務付けられています。また、火災の発生が予想されるキッチンや物置などにも設置が推奨されています。
種類について、住宅用火災警報器には、煙式、熱式、一酸化炭素式などがあります。煙式は煙を感知し、熱式は熱を感知し、一酸化炭素式は一酸化炭素を感知します。住宅の構造や火災の発生状況に合わせて適切な種類を選択することが重要です。
煙式警報器と熱式警報器の違い

住宅用火災警報器には、大きく分けて煙式警報器と熱式警報器の2種類があります。
煙式警報器は、煙を感知して警報を発します。火災初期の目に見えない煙にも反応し、逃げ出す時間を確保できます。ただし、煙が発生しにくい初期消火剤の使用時や、霧が発生する浴室などでは、適切に作動しない場合があります。
一方、熱式警報器は、火災による熱上昇を感知して警報を発します。火災が大きくなって高温になった段階で作動するため、煙式警報器よりも反応が遅くなります。しかし、煙や霧の影響を受けにくく、安定して作動するのが特徴です。
設置のコツ

住宅用火災警報器を設置する際の重要なコツがあります。まず、各部屋に1つ以上設置し、寝室や階上に必ず設置します。警報器は、天井や壁の上部、煙がたまる場所に設置します。また、換気扇やエアコンなどの通気口から離して設置します。警報器同士の距離は、各メーカーが定めた距離を守りましょう。さらに、警報器は定期的に点検し、電池を交換します。動作確認ボタンを押して、警報音が鳴ることを確認します。これらのコツを踏まえて設置することで、住宅火災から命を守る警報器の有効性を最大限に発揮できます。