不動産用語「ベニヤ板」とは？意味と種類
不動産取引の初心者
先生、「ベニヤ板」とは何ですか?
不動産の研究家
「ベニヤ板」は、原木を薄く削った単板か、それらを合せた合板のことだよ。
不動産取引の初心者
単板は薄い板のことですか?
不動産の研究家
その通り。蒸気などで柔らかくした原木を専用の機械で削って作られるんだ。
ベニヤ板とは。
不動産用語の「ベニヤ板」とは、蒸気で軟らかくした原木を機械で回転させながら薄く削った板のことです。本来はこれを「単板」と呼びますが、日常的にはこの単板を重ねて接着した合板のことを「ベニヤ板」と呼ぶことが多いです。
ベニヤ板とは
ベニヤ板とは、薄い単板を数枚重ねて接着した板材のことです。主に、家具や建築資材、装飾材などとして使用されています。ベニヤの原料には主に木材が使われますが、近年では耐水性や耐火性に優れた合成樹脂を使用したベニヤも開発されています。ベニヤ板は、単板を重ねる方向や枚数、接着方法によってさまざまな種類に分けられます。
ベニヤ板の用途
ベニヤ板の用途
ベニヤ板は、合板としてさまざまな用途に使用されています。建材としては、下地材、壁材、床材、天井材などに広く使われています。特に、耐水性に優れたベニヤ板は、キッチンやお風呂などの水回りにも適しています。家具や建具にもよく用いられており、テーブル、椅子、棚、ドアなどの材料として使用されています。また、楽器や車両の内装材として使われることもあります。ベニヤ板は、その薄さと強度を兼ね備えた特性から、さまざまな業界で重宝されているのです。
ベニヤ板の価格
-ベニヤ板の価格-
ベニヤ板は、その厚みや種類によって価格が大きく異なります。 一般的に、厚みが増すほど価格も高くなります。また、種類によっても価格に差があり、針葉樹系のベニヤ板は広葉樹系のものよりも安価です。合板に比べてベニヤ板の方が薄いので、同じ面積でもベニヤ板の方が安価になる傾向があります。
具体的な価格例としては、厚さ0.5mmのラワン合板が1枚あたり数百円程度、厚さ1mmのベニヤ板が1枚あたり千円程度、厚さ3mmのラワン合板が1枚あたり数千円程度が目安となります。また、特殊な加工を施したベニヤ板や、輸入品などはさらに高価になる場合もあります。
ベニヤ板のメリット
-ベニヤ板のメリット-
ベニヤ板は、軽量で加工が容易なため、建築業界で広く使用されています。また、耐震性や耐火性に優れているため、耐震補強や防火措置としても用いられます。さらに、表面が滑らかなため、塗装や装飾がしやすいという特徴もあります。これらのメリットにより、ベニヤ板は、床材、壁材、天井材などのさまざまな用途で活用されているのです。
ベニヤ板のデメリット
ベニヤ板のデメリットとして、耐久性の低さが挙げられます。ベニヤ板は薄く強度が低いため、衝撃や湿気に弱く、傷や歪みがつきやすいです。また、長期間使用していると反りや割れが発生することもあります。さらに、ベニヤ板は断熱性や遮音性が低いため、屋内の温度や音に対して影響を受けやすいです。また、ベニヤ板から有害物質のホルムアルデヒドが放出される可能性があり、健康に影響を及ぼす場合があります。
＼ 最新情報をチェック ／
