野地板とは?素材や種類、施工方法まで徹底解説

不動産取引の初心者
野地板とはなんですか?

不動産の研究家
野地板は、木造住宅の屋根面で使用される板材だよ。垂木の上に張られて、その上に屋根の材料を載せるんだ。

不動産取引の初心者
垂木ってなんですか?

不動産の研究家
垂木は、屋根の傾斜を作るために斜めに配置された木材のことだよ。野地板は垂木の間に張られるんだ。
野地板とは。
住宅に関する用語で「野地板(のじいた)」というものがあります。野地板とは、木造住宅などで屋根を作る際、垂木の上に取り付ける板のことです。野地板の設置後は、その上に瓦やスレートなどの屋根材を載せます。
野地板の意味

野地板とは、建物の屋根の下に貼られる板のことです。屋根材を支える役割を持ち、屋根の強度を確保するために重要な部位です。野地板は、屋根の形状や荷重条件に合わせて、さまざまな素材や種類が用いられます。また、施工方法も、屋根の勾配や使用する材料によって異なります。この段落では、野地板の意味と役割について説明します。
野地板の素材と種類

野地板の素材・種類について、以下にご紹介します。
最も一般的によく用いられる素材は合板です。合板は板状に加工した木材を接着剤で張り合わせたもので、耐久性と耐水性に優れています。また、ルーフィングフェルトと呼ばれる防水シートを張っておくことで、雨漏り防止にも効果的です。
他の素材としては、構造用合板やOSB(定向性ストランドボード)などがあります。構造用合板は合板よりも強度が高く、耐震性にも優れています。OSBは合板と同様に防水性に優れ、かつ軽量で施工しやすい点が特徴です。
さらに、ベニヤ板やセメント板を使用することもあります。ベニヤ板は合板と同じく薄い木材を張り合わせたもので、比較的安価ですが耐久性は劣ります。セメント板は耐火性や耐水性に優れていますが、重く施工が難しいという欠点もあります。
野地板の施工方法

野地板の施工方法には、釘打ち工法とビス打ち工法があります。釘打ち工法は、野地板を屋根の垂木に釘で打ち付ける方法で、伝統的な方法です。この工法では、リング釘と呼ばれる特殊な釘を使用し、野地板の重なり部分や端部に釘打ちを行います。
一方、ビス打ち工法は、野地板を垂木にビスで固定する方法で、近年主流となっています。ビス打ち工法では、専用のビスやビス打ち機を使用し、野地板を確実に固定することができます。ビス打ち工法は、釘打ち工法よりも作業効率が高く、仕上がりも綺麗になります。
野地板の役割

野地板の役割って?
野地板とは、屋根の構造を支える屋根の下地の部分で、防水紙や屋根材などの仕上げ材を取り付けるための基盤となります。建物の耐久性や耐震性向上に貢献することで、雨漏りや地震などの災害から家を守ります。屋根の形状や荷重に合わせて、杉やベニヤなどのさまざまな素材や厚さのものが使用されます。
野地板の注意点

野地板の施工にあたっては、いくつかの注意事項があります。野地板の種類によっては、施工方法が異なることがあるので、使用する野地板の仕様を事前に確認することが大切です。また、野地板の上にある屋根材との相性も考慮する必要があります。
さらに、野地板の施工時に釘やビスを打ち込む際には、割れないように注意する必要があります。釘やビスを打ち込む際は、野地板の幅の中央を避けて打ち込むようにします。また、野地板の端部からも一定の距離を保ち、野地板が割れたり、反ったりしないようにします。