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北山杉とは?特徴や用途を解説

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北山杉とは?特徴や用途を解説

不動産取引の初心者

先生、『北山杉』の意味を教えてください。

不動産の研究家

北山杉とは、京都北山で加工・生産される特殊なスギのことだよ。

不動産取引の初心者

主にどんな用途に使われるんですか?

不動産の研究家

主に床柱用の磨き丸太や、人造絞丸太などの材料として使われるよ。

北山杉とは。

「北山杉」という言葉をご存知でしょうか。「北山杉」とは、京都の北山地域(中川、小野、大森、真弓、杉坂)で加工、生産される特別なスギのことです。主に床柱に用いられる磨き丸太(樹皮を剥ぎ、砂などで磨いて水洗いしたもの)や、人造絞丸太(丸太の木肌に波状の縦シワを人工的に付けたもの)などとして使用されています。

北山杉の特徴

北山杉の特徴

北山杉の特徴は、その独特な材質に秘められています。細く均一な木目が特徴で、色調は淡く優しいクリーム色をしています。このきめ細やかな木目のおかげで、北山杉は非常に滑らかな手触りを持ち、加工や磨き上げが容易です。また、北山杉は強度が高く、曲げに対しても強い耐久性を示します。さらに、耐朽性にも優れており、長期間にわたって美しさと耐久性を保ちます。これらの特徴が、北山杉を建築材や工芸品、楽器などの用途で高く評価されている理由となっています。

北山杉の用途

北山杉の用途

北山杉の用途は多岐にわたり、その美しさや耐朽性から、古くから建築資材として珍重されてきました。特に、権威ある神社仏閣や数寄屋造りの茶室などの高級建築物に使用されており、日本建築の美と耐久性を支えてきました。さらに、その美しい木目と緻密な組織は工芸品にも適しており、家具や調度品、日用品まで、幅広く活用されています。

北山杉の加工方法

北山杉の加工方法

加工方法では、北山杉の独特な美しさと耐久性を実現する加工工程について学びます。まず、伐採後の北山杉は製材され、柱や梁などの建築資材の形に加工されます。その後、表面を仕上げる工程が行われますが、これが北山杉に特徴的な美しさを引き出す上で重要です。

北山杉の産地

北山杉の産地

北山杉の産地は、京都府北部の上賀茂神社周辺に広がる北山地域です。この地域は、北に比叡山、南に鞍馬山に囲まれ、清らかな水が流れる美しい谷です。北山杉は、この水と空気の清浄な環境で、何百年もかけてゆっくりと育ちます。

北山杉の品質基準

北山杉の品質基準

-北山杉の品質基準-

北山杉の品質は、主に5段階で評価されています。上から順に「上小節」「小節」「中節」「下節」「裏節」となります。 評価基準は、以下の通りです

* 無節 節のない、まっすぐで美しい木。
* 上小節 直径が1~2cm未満の小さな節が非常に少ない。
* 小節 直径が2~3cm未満の小さな節が数個ある。
* 中節 直径が3~4cm未満の中くらいの節が数個ある。
* 下節 直径が4cm以上の大きな節が数個ある。
* 裏節 木の表面に表れない、内部にある節。

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