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地区計画とは?その概要と種類を解説!

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地区計画とは?その概要と種類を解説!

不動産取引の初心者

『地区計画』ってどういう意味ですか?

不動産の研究家

地区計画は、各地区の特徴に合わせた良好な街づくりを目的とした都市計画制度です。

不動産取引の初心者

いつからあるんですか?

不動産の研究家

1980年に導入されました。市街化調整区域でも適用できるようになり、容積率の調整制度も導入されました。

地区計画とは。

「地区計画」は、土地利用を管理し、それぞれの地域の特色に合った良好な市街地環境を整備するための都市計画制度です。1980年に導入され、地域の特性に応じて公共施設の整備計画と土地利用計画を総合的に定めています。

1993年の都市計画法改正により、開発調整区域でも地区計画を定められるようになり、同時に誘導容積制度と容積の適正配分制度の適用が可能となりました。地区整備計画には、開発方針、地区整備計画(地区施設の整備、建築物に関する規制など)、保全方針などが含まれます。

地区計画の概要

地区計画の概要

-地区計画の概要-

都市計画には、都市全体を包括的に定める「都市計画マスタープラン」だけでなく、特定の地域を対象とした詳細な計画인 「地区計画」が定められています。地区計画は、その地域の土地利用、建築物の形態、地区整備などを定め、よりきめ細やかなまちづくりを実現するものです。地区計画は、都市計画法に基づいて策定され、都市計画マスタープランと整合性を持たなければなりません。

地区計画の種類

地区計画の種類

地区計画の種類

地区計画には、大きく分けて3つの種類があります。

1. 都市計画法に基づくもの国土交通大臣が定めた「都市計画法」に基づいて作成される地区計画です。用途地域や容積率などを定めており、都市の土地利用を規制します。
2. 建築基準法に基づくもの建設省(現国土交通省)が定めた「建築基準法」に基づいて作成される地区計画です。建物の高さや壁面の制限などを定めており、建物の安全性を確保します。
3. 地域計画法に基づくもの都道府県や政令指定都市が定めた「地域計画法」に基づいて作成される地区計画です。地域の土地利用や開発に関する基本的な方針を定めており、都市計画法や建築基準法のより細かな規定を定めます。

整備、開発および保全の方針

整備、開発および保全の方針

地区計画の重要な柱の一つである「整備、開発および保全の方針」では、特定の地区における土地利用や開発の長期的なビジョンを定めます。この方針は、当該地区の特性やニーズを考慮して策定され、地域住民の意見や要望も反映されます。例えば、住宅地の整備、商業施設の開発、緑地の保全、交通インフラの整備など、地区ごとの課題や目指す方向性に沿った具体的な指針が示されます。この方針に基づいて、地区内の土地利用や開発が計画的に進められ、より魅力的で住みやすい居住環境の創出や、持続可能なまちづくりが実現されます。

地区整備計画

地区整備計画

「地区整備計画」は、特定の地域を対象として、土地利用や建築物の配置などを定める地区計画の一種です。この計画の目的は、都市計画をより詳細に定め、地域内の開発を秩序立てて行うことです。地区整備計画には、建築物の高さや容積率、用途地域などの規制が含まれます。また、公園や道路などの公共施設の整備計画も含まれます。この計画により、住みやすく魅力的なまちづくりを推進することができます。

市街化調整区域における地区計画

市街化調整区域における地区計画

市街化調整区域における地区計画とは、市街化を抑制する目的で指定された地区に適用される地区計画のことです。この区域では原則として新たな市街化が制限されており、既存の市街化を抑制するために建築物の用途や容積率が厳しく制限されています。ただし、農業や林業などの特定の産業を支援するために、特別用途地区や工業団地地区などの地区計画が定められる場合があります。また、景観の保全や災害対策を目的とした地区計画も設定されることがあります。

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