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知っておきたい不動産用語「防火戸」

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知っておきたい不動産用語「防火戸」

不動産取引の初心者

先生、「防火戸」って何ですか?

不動産の研究家

火炎を遮る性能を持つ扉や窓のことだよ。火災の被害を抑えるために設置されているんだ

不動産取引の初心者

鉄製のものとか、ガラスが入ったものがあるんですね

不動産の研究家

そうそう。火災が延焼しないように、決められた場所に設置することが義務付けられているんだよ

防火戸とは。

「防火戸」と呼ばれる不動産用語があります。防火戸とは、火災の炎を遮断する性能(遮炎性能)を備えた扉や窓のことです。鉄製の扉や窓、鉄製の扉に網入りガラスをはめ込んだもの、スチールサッシに網入りガラスをはめ込んだものなどがあります。火災の延焼や拡大を防ぐために、ビルの「火災が延焼しやすい部分」に窓や扉の開口部を設ける場合には、「防火戸」の設置が法律で義務付けられています。

防火戸の定義と役割

防火戸の定義と役割

防火戸とは、火災時に火と煙の拡大を防止するために設置される扉のことです。その役割は、火災発生時に延焼を防ぎ、煙の流入を制限することで、避難経路を確保することあります。防火戸は、主に建築物の避難経路や隔壁などの開口部に設置され、火災時の人の安全を守る重要な役割を担っています。

防火戸の種類

防火戸の種類

防火戸の種類

防火戸には、用途や構造に応じてさまざまな種類があります。代表的なタイプとして、下記の3つが挙げられます。

* 防火扉 一般的な防火戸で、建物の開口部に取り付けられ、火災時に炎や煙を防ぎます。
* 防火シャッター 金属製のシャッターで、火災時に自動で下降して開口部をふさぎます。耐火性と遮炎性に優れています。
* 防火ダンパー 空調ダクトに取り付けられ、火災時に空気が流れるのを防ぎます。火災の拡大を防ぐ役割を果たします。

防火戸設置の義務

防火戸設置の義務

-防火戸設置の義務-

防火戸の設置は、建築基準法によって義務付けられています。これは、火災の拡大を防ぎ、建物の防火性を確保するためです。防火戸が設置されるべき場所は、主に避難口や階層ごとの仕切り、そして火災発生時に煙の侵入を防ぐためにエレベーターホールなどです。防火戸には、火災が発生した場合に自動的に閉まる「自動閉鎖式防火戸」と、手動で閉める「手動閉鎖式防火戸」の2種類があります。

防火戸の性能基準

防火戸の性能基準

防火戸の性能基準は、防火戸の性能を評価するために設定されています。火災の発生時に、防火戸は一定時間、火炎や煙の侵入を防ぐことが求められます。性能基準は、建築物の規模や用途などによって異なりますが、一般的には次の点が評価されます。

* 耐火性 火炎にさらされたときに一定時間耐える能力
* 遮煙性 煙の侵入を防ぐ能力
* 放射熱遮蔽性 火炎の放射熱を遮断する能力
* 耐久性 火災の発生時における衝撃や変形に対する耐性

防火戸のメンテナンス

防火戸のメンテナンス

防火戸のメンテナンスは、火災時に火の拡大を防ぐための重要な役割を果たします。日常的なメンテナンスとして、ドアの開閉や閉鎖時のスムーズな動きが確保されているかを確認しましょう。潤滑油を必要な箇所にさし、ドアの調整が必要な場合は専門家に依頼します。また、ドア枠との隙間に隙間がないか、煙や火が漏れないようシーリングを定期的に点検しましょう。さらに、防火戸の役目を果たせるよう、ドアの周囲に荷物を置いたり、ドアを塞いだりしないことが大切です。これらの適切なメンテナンスを行うことで、火災時の安全を確保し、防火戸が意図した通りに機能することを維持できます。

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